異伝〜女神の一族のクロスベル観光〜後篇
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体いくらになるのかしら……?」
その時エリィは二人が勝ち続けた事で手に入れたコインの山やスロットから吐き出され続け、どんどん山となって積もって行くコインの山を見つめて大量の冷や汗をかきながら不安そうな表情で呟き
「へ、下手をすれば一生遊んで暮らせる分はあるような気がするのですが……」
「あ、ああ……あ、あの〜、エ、エイドスさん、フィーナさん。カジノで遊ぶのはそろそろこの辺にして他の場所を見て周ったらどうですか?」
表情を引き攣らせながら言ったノエルの言葉を聞いたロイドは戸惑いながら頷いた後苦笑しながら二人を見つめて尋ねた。
「そうですね……私はもういいですけど、お母様はどうされますか?」
「私も十分だと思うわ。それにこれ以上勝つとさすがにこのお店の人に悪い気がするし…………」
エイドスに尋ねられたフィーナは頷いた後苦笑し
「フフ、何を言っているんだい?もうこの時点でカジノ側にとっては真っ青な状況だろう?」
「た、確かにこれほどのコインを一斉に換金したら洒落にならない金額になりそうですね…………」
ワジは口元に笑みを浮かべて呟き、リーシャは大量の冷や汗をかいて表情を引き攣らせながらコインの山を見つめて言い
「このお店の人達、換金する時に顔を真っ青にするんじゃないでしょうか?」
「ハハ……確かにその可能性は十分考えられるね……」
エレナとアドルはそれぞれ苦笑していた。
「あの……よろしければ皆さんで分配して、そのまま皆さんがもらっても構いませんよ?」
「そうですね……元の時代に帰る私達には無用のお金ですし。……まあ、せいぜいお土産を何個か買えるぐらい残してもらえれば私達はそれだけで十分ですよ?」
その時フィーナとエイドスはロイド達を見回して提案し
「ええっ!?」
提案を聞いたロイドは驚き
「マジかっ!?なら遠慮なく……!」
「ヒュウ♪本来なら僕達が納めるはずの女神へのお布施を逆に与えられちゃったね♪」
ランディは目の色を変え、ワジは口笛を吹いて口元に笑みを浮かべてコインを拾って自分の懐や荷物に仕舞い始め
「せ、先輩!?ワジ君!?」
「貴方達ねえ…………」
二人の行動を見たノエルは驚き、エリィは呆れた表情で二人を見つめ
「アハハ…………」
「二人とも賭け事で使うもんね♪」
「時代が違えばお二人は賭け事だけで生きていけたでしょうね……」
「ハ、ハハ……今のを見たら冗談にならないね……」
リーシャは苦笑し、キーアは無邪気な笑顔を浮かべて言い、苦笑しながら言ったエレナの言葉を聞いたアドルは渇いた声で笑いながら呟いた。その後オーナーがディーラーや従業員達を引き連れて『どうかもうご勘弁ください!
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