異伝〜女神の一族のクロスベル観光〜後篇
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その時ロイド達がワジを睨んで近づいてきた。
「フフ、クロスベルの代表的な観光名所の一つと言ったらここもそうだろう?ミシュラムやアルカンシェルでもいいけど、さすがに今の状況じゃあ無理だろう?」
「ア、アハハ…………でもちょっと残念ですね……アルカンシェル(私達)の劇を見せてあげる事ができないのは……」
「だからと言って、よりにもよってその方達にカジノを紹介するなんて……ワジ君、それでも教会に属している人なの?」
静かな笑みを浮かべて言ったワジの言葉を聞いたリーシャは苦笑し、ノエルは呆れた表情でワジを見つめて言った。
「やだなあ。その僕達が崇めている”神様公認”なんだから全然オッケーだろ?」
するとワジは笑顔でエイドスに視線を向け
「フフ、そうですね。」
「こういう賑やかな所もいいですね。」
視線を向けられたエイドスは頷き、エイドスに続くようにフィーナも頷いて答えた。
「ハア………………」
「ううっ…………アルカンシェルやミシュラムが無事ならそこで楽しんでもらえたのに…………」
「アハハ……………」
二人の答えを聞いたロイドとエリィは疲れた表情で溜息を吐き、リーシャは苦笑していた。
「フフ、そうだ。どうせなら貴女達もやってみたら?」
その時ワジは口元に笑みを浮かべてエイドスとフィーナを見つめて尋ね
「ええっ!?」
「ちょっとワジ君!?」
エリィは驚き、ノエルはワジを睨んだ。
「そうですね…………せっかくこの時代に来たのですから、思い出代わりに遊んでみましょうか、お母様。」
「そうね。」
一方エイドスとフィーナはアドルとエレナと代わり
「ちょっ!?」
「オイオイオイ……!」
それを見たロイドは目を見開き、ランディは疲れた表情で声を上げ
「フフ、お手並み拝見だね♪」
ワジは静かな笑みを浮かべて言った。そして二人はそれぞれポーカーをプレイし始めた。すると
「ファイブ・オブ・ア・カインド……!お、お客様の勝利です……!」
「こ、こちらはストレートフラッシュ……!お客様の勝利です……!」
ディーラー達はエイドスとフィーナの役を見て信じられない表情をして二人の勝利を告げ
「あら…………」
「勝ってしまいましたね……」
フィーナとエイドスは目を丸くし
「へえ?初っ端からとんでもない役を出してきたねえ?」
「すっごーい♪数字が順番になっていたり、一緒だね♪」
「オイオイオイ……!初めてのプレイであんな”役”、絶対出せねえぞ!?どんな強運を持っているんだよ!?」
その様子を見守っていたワジは口元に笑みを浮かべ、キーアは無邪気な笑顔を浮かべ、ランディは信じら
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