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魔法少女リリカルなのはStrikerS〜時を操る精霊龍を持つ青年の物語〜
第1話:光太、異世界へ行く!
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。
「それで、はやてさんの仕事ってどんな仕事何ですか?」
水を少し飲んで光太ははやてに問い掛けた。
「『時空管理局』って言う仕事なんよ」
「時空管理局?何だ、そのアニメに出てくる組織みたいな名前は?」
「酷い言われようやな。まぁ実際、組織と言えば、組織なんだけどね」
「えっ?」
冗談で言ったつもりがまさか本当に組織だったことに光太は驚いてしまった。
「それは置いといて。光太君の反応を見る限り、どうやら君は『異世界渡航者』みたないやな」
「異世界渡航者って、まさかだと思うが、ここは別の世界です、なんて言わねぇよな?」
「そのまさかや」
「マジかよ」
はやての反応を見て光太はまたも自分が考えていたことが適中したことに後悔した。
「一様確認やけど、光太君は地球出身?」
「その質問からして、ここは地球じゃないんですね」
はやての問い掛けに光太は何となく、そう思った。
「その通り。ここは『ミッドチルダ』って言う、地球とは違う世界なんよ」
「成る程な。こちらも質問良いですか?」
「どうぞ」
「先程の話からして、はやてさんも地球出身?」
「そうやな。ただ、少なくとも、私の地球にはこんなカードはないよ。恐らく、君は違う世界の地球から来たみたいやし…」
「そうみたいですね」
はやての言葉に光太は肯定し、腰にあるデッキケースの隣にもう一つ、デッキケースがあることに気付き、その中を開けて、カードの束を取り出した。
「ん?」
「どないしたん?」
突然、光太は何か疑問を感じ、それを見たはやては光太に問い掛けた。
「いや、何でもない。ただ、見覚えのないカードが幾つかあっただけだからよ」
はやての問い掛けに光太はそう答え、残っている食事を食べて、素早く水を飲み干した。
「あっ、これ」
「おっ、サンキュー」
それを見たはやては《ミラダンテ》を光太に手渡した。
手渡された光太は《ミラダンテ》をデッキに入れた。
「これからどうするん?」
「そうだな。当てもないし、暫くは野宿だな」
はやての問い掛けに光太はそう答えた。
「それで生きていけるん?」
「正直、不安でしかないが、これ以上はやてさんに迷惑掛けたくないし…」
「ちょっと…」
「飯、奢ってくれてありがとうよ。いつになるかわかんねぇが、次に会う時は今日の分の金を返す」
光太はそう言ってはやての返事を聞かず、強引に店を出た。
―――その時、
「っ!?何だ!?」
事件は起きた。
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