エイプリルフールネタ 身内クロスオーバー Fate×なのは
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――素に銀と鉄。礎に石と契約の大公。
祖には我が大師シュバインオーグ。
降り立つ風には壁を。
四方の門は閉じ、王冠より出で、王国に至る三叉路は循環せよ。
――汝の身は我が下に我が運命は汝の剣に。
聖杯の寄るべに従い、この意、この理に従うならば応えよ。
誓いを此処に。
我は常世総ての善と成る者、
我は常世総ての悪を敷く者。
汝三大の言霊を纏う七天、
抑止の輪より来たれ、天秤の守り手よ―――!
遠坂凛はこの日の為にありったけの用意をしていた。
聖杯戦争。
魔術師同士の殺し合い。
勝ち残るには、優秀なサーヴァントを召喚する必要がある。
そして、魔術師として遠坂凛は己自信を優秀な魔術師であると自己判断しているのだ。
深夜の午前二時が遠坂凛にとって最も波長のいい時間帯である。
それを時計で確認ながら、午前二時ピッタリにサーヴァントの召喚を行った。
しっかりと、召喚の為に描いた陣は光ったし、召喚された痕跡もある。
「なのに、なんでサーヴァントが出ない?」
カツン、と誰か家の中で動いた気配がした。
もしや、とおもい居間に駆け上がる。
居間のドアを開けてその先にいたのは、
「誰よ、アンター! あと何故に上半身裸?!」
「いや、それは俺が聞きたい。風呂あがりで彷徨いてたら気付いたらここにいた」
青年だった。恐らく、20歳前後の黒髪に黒い瞳。おおよそ日本人だと分かる容姿に、面構えは整っていると遠坂凛は思ったのだが、上半身裸であった。
腹筋は割れてるなあ、とか肌が女の子っぽいとか、妙に色っぽいとか様々な情報が視覚から入ってくる。
そして、気付いた。時計が狂っている。
現在、午前一時。
「やっちゃった……」
召喚の手応えはあった。
ならば、絶望するにはまだ早い!
「貴方、どこの英霊でクラスは何?」
「英霊? 俺は生きてるぞ? クラス? 俺は学生じゃない、公務員だ」
お父さん。どうやら娘は聖杯戦争に参加する以前の問題にぶち当たってます。
「んー。現状がつかめん。召喚されたっぽいけど、無断で人を召喚しちゃダメだぞ。時空管理局の法律では違法行為で逮捕される。おい、レイジングハートツヴァイ」
「あ? 何よ。マイマスター。レイジングハート様の二代目だからって私を軽々しく見ないでよね!」
「これだからデバイスはイヤなんだよ。シャーリーの悪意だな。とりあえず、困った時のユーノを呼び出してくれ」
「ち、ちょっと、待ったー!」
喋る宝石?
宝石に意思を持たせて喋らせるなんてどんな魔術師よ!
「あー、何か、はやてに突っ込まれてるみたいだな。声とか似てるし」
「誰よそれ! あと、その宝石は何? それにアンタは一体どこの誰よ? サーヴァントじゃないの
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