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仮面ライダードライブ アクセル踏み込め
第十七章
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「これもまた」
「そう言ってくれるか」
「御前達も俺達が同じ状況ならそうしたと思うが」
「それもそうだな」
「だから同じだ、ここはそのまま進むことだ」
「私達も戦いますので」
「怯むことはありませんわ」
 ブレンとメディックもライダー達に言う。
「貴方達はそのまま進んで下さい」
「援護を致しますので」
「俺も戦わせてもらう」
 最後の者の声がした、そして。
 仮面ライダーチェイサーが自身のマシンに乗りドライブ達のところに来た、そのうえでマシンから降りて言った。
「遅れて済まない」
「御前も来たんだな」
「当然だ、俺も人間であり仮面ライダーだ」
「人間としての姿とロイミュードとしての姿が一緒になったんだな」
「そうだ、俺達四人はな」
「心もか」
「完全にそうなった、そして気付いた」
 そのこともだ、チェイサーはドライブに話した。
「俺達は人間だ」
「ロイミュードの姿でもな」
「姿形がどうでも心がそうならばだ」
 人間、それのものならというのだ。
「人間だ」
「そういうことだな」
「だから人間として戦う」
 ロイミュードという種族にもなれる、だが心は人間としてというのだ。
「これからな」
「俺達と一緒にだな」
「戦う」
「やるか」
「これからな」
 チェイサーも武器を出した、そうして。 
 余人の仲間が加わったライダー達はメディックのヒーリングも受けて勢いをそのままに攻撃を再開した、そこでフォームを変えられるものは最強フォームこそ出していないが大勢を相手にするのに適したフォームになり。
 ロイミュード達への攻撃を行った、その勢いは先程とは比べものにならず。
 ロイミュード達を薙ぎ倒していきシーフロイミュード、ゴルトドライブのすぐ傍まで来た。ここで鎧武がドライブに言った。
「それじゃあ泊さん達は」
「ああ、仁良や蛮野をな」
「わかりました、じゃあ」
「そこまで連れて行ってやる」
 バロンも言う。
「このままな」
「ああ、頼むな」
 マッハが鎧武とバロンに応えた。
「俺達で行くか」
「あの二人には俺はあまり興味はないが」
 それでもとだ、チェイサーも言う。彼もまた戦っている。
「スサノオとは戦う、ではだ」
「行こうな、あいつ等のところまで」
 今のロイミュード達を率いる彼等のところまでだ、ドライブもロイミュード達と戦いだった。そのうえでだった。
 ゴルトドライブ達のところにさらに進む、そして遂にだった。
 最後の一皮を突破した、ドライブはシーフロイミュードの前に出て言った。
「仁良、覚悟はいいか」
「くそっ、本当に来るなんてな」
「思っていなかったみたいだな」
「ああ、まさかな」 
 シーフロイミュード自身そうだと認める、忌々しげに。
「何て奴だ」

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