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魔法少女リリカルなのは innocent 〜海鳴に住む鬼〜
鬼、出陣する
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ズアップ!」

言葉と共に俺の服装が変わっていく。と言っても差ほど最初の見た目と変わらない。色と着方が違う位だ。紺色の着物は灰色に変わり、模様も松から黒色の幾何学模様になり着方も少々着崩れいる、下駄は木製のものから黒漆のものに変わっていた。一番の違いは頭に着けているお面だ。黒い顔に金色の角を生やした鬼の面。……いや、面が少し無骨なので、鬼と言うよりかは髑髏の方で近いかもしれない

〈お〜随分と久しいの、主殿〉

突如、俺が首に掛けている勾玉の首飾りが喋り出した

「あぁ、店の手伝いが忙しくてな……悪かったよ"テュラン"」

この勾玉が俺のパートナー"テュラン・シュタール"…声も喋り方もいかにもおじいさんって感じの奴だ

〈無理にとは言わんが、できるだけ顔を見せてくれよ?待ってる方は退屈なんじゃ……〉

「だから悪かったって……さてと、乱入者が来るまで少し慣らしとくか…」

テュランを待機モードから戦闘モードに切り替える。テュランの戦闘形態は金棒……身の丈程の黒い鋼鉄製の棍棒に金色のトゲが生えている。持ち手の部分は白い布を包帯のように巻いただけとかなり無骨なデザイン……まさしくTHE金棒といった感じだ

「リハビリスタートだ……いくぞ相棒」

〈任されよ〉

その後、空を飛んだり、ビルの間を跳び跳ねたり、スキルカードを幾つかの試しているうちに何回かの戦闘があった。久しぶりにしてはだいぶいい感じに動けていた

「さて……そろそろこっちも乱入してみようかな〜」

相手は……適当でいいか……

「そんじゃまぁ、乱入ボタン…ポチっとな」

ボタンを押すとさっきまでいた市街地エリアから乱入先のエリアへ飛ばされる

「よっと……ここは……」

見たところ俺のいた市街地エリアとは少し違う。周囲の建物は廃墟になっており、空も青空ではなく夜空になっていた

「さてさてさ〜て、プレーヤーはどこかな?…………アン?」

ビルの上からある光景が見えた……三人のプレーヤーが戦っている……

「あれは……三つ巴?……いや、違う」

もう一度、注意深く見てみる……

「2対1……か、しかも二人組の方がランク上っぽいな…チッ……胸くそわりぃ」

俺は舌打ちをしてビルの上から飛び降り、戦闘が行われている場所へと飛んでいった




〜廃墟街ステージ 夜〜

月明かり照らす夜の街、そこでは一人のプレーヤーが二人のプレーヤーに追い詰められていた…

「ハァ……ハァ……」

「おやおや、もう限界ですか?」

「だらしないのぉワシはまだまだ余裕じゃぞ」

追い詰められたプレーヤーは壁を背にして息を荒くしてする…

「それでは、コレでゲームオーバーです……!!」

止めを射そ
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