十二話:水族館
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罪を背負い磔になった救世主のように。
その在り方は星のように輝いている。しかし、星には手が届かない。
どれだけ手を伸ばしても人の手には入らない。
子供だってわかることだ。だが、それでもなお―――
『……諦めない』
―――星に手を伸ばし続ける。
例え、届かないのだとしても追っていくことしかできない。
何故なら、一度その輝きに、美しさに魅せられてしまえば後戻りなどできないのだから。
「ぐだ男君…?」
『あ、イルカが出てきた。ショーが始まるよ』
「はい……そうですね」
覚悟を新たにし彼女が気にしないように振る舞うぐだ男。
彼の言葉にジャンヌも視線をイルカに向けるが頭の中では彼女も彼の言葉を考えていた。
―――自分にとっての特別とは何なのか、と。
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