第二章
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ポリの景色を楽しんでから。それからだった。
シャリアピンはマネージャーと共に契約をした劇場に入った。するとだ。
楽屋でだ。相席してテーブルを囲んでいる共演の歌手に言われたのである。
「ナポリははじめてですよね」
「ああ、だから色々楽しみなんだが」
こうだ。シャリアピンはその歌手、若いテノールの歌手にこう答えた。
「それが何か?」
「ちょっと気をつけて下さいね」
「気を?」
「はい、この劇場はちょっと変わっていまして」
小声になってだ。テノール歌手はシャリアピンに囁いてきた。シャリアピンは既に舞台の衣装を着て化粧をはじめるところだった。その彼にだ。
テノール歌手はこう囁いてきたのである。
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