暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
機動戦艦ナデシコ
1428話
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程度の存在であっても絶対無敵の強力な攻撃手段となる。
 北辰の部下は次々に炎獣によって捕らえられていく。
 俺の意志により、炎獣は敵を焼き殺すような真似はしない。
 火傷を与えはしているが、それでも生かしたまま捕らえていた。
 虎の炎獣に胴体を踏みつけられて身動きが出来なくなっている者や、複数の狼の炎獣により噛み付かれ、身動きが出来なくなっている者、大蛇に胴体を締め上げられて身動きが出来なくなっている者……色々といるが、共通しているのはここを突破出来た者はいなかったという事か。
 そして一行のリーダーである北辰は……意外な事に、まだ獅子の炎獣を相手にして渡り合っていた。
 もっとも、渡り合うと言っても北辰の攻撃は一切炎獣に通用しない以上、ひたすら回避に専念をして、負けるまでの時間を引き延ばしている……というのが正しいのだが。
 それも初めて見る炎獣を相手に、ここまでやってのけるのは賞賛に値する。

「ぐっ、この妖めが! 面妖な真似を!」

 自分が回避一辺倒なのが気にくわないのか、そう叫んでくるが……まぁ、言ってる事は間違いじゃない。
 俺は混沌精霊という存在であり、妖怪の類いかと言われれば……否定はしたいが、完全に否定出来る訳でもない。
 どちらかと言えば、精霊なだけに大自然的な存在なんだが。
 まぁ、受肉しているのに近い状況だから、完全に精霊って訳じゃないんだが。
 ともあれ、散々粘りに粘った北辰だったが……他の5人が既に炎獣に捕らえられている以上、炎獣はまだ他にもいる訳で……最終的には獅子と虎、狼と鷹の4匹の炎獣の連続攻撃を防ぎきれず、獅子の炎獣の前足により胴体を床へと押しつけられるのだった。
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