外伝〜クロスベル帝国〜
[1/4]
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
〜オルキスタワー・屋上〜
「リセルさん……!」
「エルファティシアさんまで……!」
「みんな同じ軍服や鎧を身につけてやがるな……」
「それにマスコミの人達までいるな……」
リセル達を見たティオとエリィは驚き、ランディは目を細めてリセル達が身につけている軍服やドレスを見つめ、リィンはリセル達の背後でカメラなどを構えているマスコミ達を見つめた。
「あの服や鎧はまさか……!」
ある事に思い当たったロイドは真剣な表情でヴァイス達を見つめ
「―――――”クロスベル帝国”の軍服並びに鎧です。」
エリゼは静かな口調で答え
「ああ。今後警備隊は”クロスベル帝国軍”に編成し直す事になる。」
「クロスベル警察は後に状況が落ち着いたら軍とは別の治安組織扱いにするつもりだ。だから国防軍のように軍から下っ端扱いされないようにするから安心しておけ。」
ギュランドロスとヴァイスはそれぞれ答えた。
「…………クロスベル警備隊が”クロスベル帝国軍”ですか…………」
「「「「……………………」」」」
二人の答えを聞いたノエルは複雑そうな表情で呟き、ロイド、ランディ、セルゲイ、ダドリーは複雑そうな表情で黙り込んでいた。
「全く……もうちょっとマシな色はなかった訳?黒とか正直趣味じゃないのよね〜。」
「その事については私も文句が言いたいわ。私なんか前とあまり変わりばえがしないし。」
その時エルファティシアとフェルアノは呆れた表情で答え
「何を仰います!姉上はどのような服を着ても至高の美を放つ存在です!」
クライスは真剣な表情でフェルアノを見つめて叫び
「あう〜……できれば前みたいな色の方がよかったのですが…………」
「マルギレッタ様に黒は正直違和感がありますものね……」
マルギレッタは溜息を吐き、リ・アネスは苦笑した。
「フッ……今回限りでいいぞ?ここにいる皆はクロスベルを率いる将になるのだからな。」
「おうよ!堅っ苦しいのは俺達も嫌いだからな!ガッハハハハハハッ!!」
「ハア……………ヴァイス様御一人でも頭が痛い行動があったというのに、そこにギュランドロスまで加わるなんて………………ギュランドロスについては彼を良く知る”三銃士”達に丸投げした方がいいかもしれませんね……」
「うふふ、そう言わずにお互い協力し合って、ギュランドロス様とヴァイスさんを支えましょうよ♪」
「”王”である2人が真っ先に規律を乱すような事を言わないで下さい!それとリセル!私達だけにギュランドロス様の事を丸投げしないで下さい!私達もギュランドロス様の奇行にはいつも困っていたんですからね!?」
ヴァイスとギュランドロスの言葉を聞いたリセ
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ