第149話
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ンは目を見開いた後頷いて答え、エリゼは心配そうな表情でリィンを見つめた。
「どういう事か、説明してもらうわよ、リィン・シュバルツァー。これは”メンフィル皇女”である私の命令です。」
「………了解しました。実は――――――」
そしてリィンはレンに”騎神”やエイドスが教えてくれた自分の事を説明した。
「フーン……まさかミントが空の女神まで連れてきていたなんてねえ?ま、いいわ。とにかく話を聞く限り、その人形兵器―――”灰の騎神”ヴァリマールだっけ?それはリィンお兄さんしか操縦できないのよね?」
「……はい。」
「そう。じゃあ、パパ達に事情を話してその”騎神”は貴方専用のメンフィル帝国の”兵器”として登録して、メンフィル帝国軍が保管して、整備などもするように手配しておくわ。それでいいわね?戦いになったら貴方が呼べるからいいでしょう?」
「…………お願いします。正直俺一人ではこれをどうしたらいいのか、困っていましたので…………」
レンの言葉にリィンは頷き
「あの………兄様の所属が変えられるような事はないですよね?その……例えば機工軍団に所属とか。」
エリゼは心配そうな表情で尋ねた。
「ああ、その辺りは安心していいわよ?こんな兵器が扱えるのならむしろリフィアお姉様の親衛隊としても手放したくない戦力の上、この事を知ったリフィアお姉様の性格上、絶対に手放さないと思うし。それは貴女も良く知っているでしょう?」
「た、確かにそうですね…………」
レンの答えを聞いたエリゼは苦笑し
「ま、とりあえずお姉様には逸早く教えておくわね♪…………………あ、リフィアお姉様?忙しい所悪いんだけど、お姉様にとってとっても素晴らしいお話があってね―――――」
レンはエニグマで通信を開始した。
「ええ……ええ…………わかったわ。本人達に伝えておくわ。――――――先程の話を聞いたリフィアお姉様が貴方達シュバルツァー家の爵位を上げる事をシルヴァンお兄様に進言する事を決められたそうよ。」
「え………………」
「シュバルツァー家の爵位を…………?」
通信を終えたレンの言葉を聞いたリィンは呆け、エリゼは戸惑った。
「ええ。だって、長女のエリゼお姉さんはリフィアお姉様お付きの侍女の上、リフィアお姉様の専属侍女が一人しかいないとはいえ、”姫将軍”さんやママと同じ”皇族専属侍女長”の位はあるし……長男のリィンお兄さんはリフィアお姉様の親衛隊に所属した上、”騎神”なんていうレンの”パテル=マテル”とも並べるほどの”兵器”を手に入れ、操れるようになったんだから、それほどの優秀な人材を出したシュバルツァー家の”昇格”は当たり前でしょう?メンフィルは実力主義なんだし。ちなみに”伯爵”の
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