第148話
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じて命は助けてあげましょう。大人しく降伏するなら痛い目には合わせませんよ。」
エルミナは静かな表情で頷いた後キリカを見つめて言った。
「…………………………………わかったわ……………………」
エルミナの言葉を聞いたキリカは悔しそうな表情をして唇を噛みしめた後、偃月輪を地面に落として両手を上げた。
「――――拘束しなさい。ただし、手荒に扱ってはいけません。」
「イエス・マム!!」
そしてエルミナの指示に答えた警備隊員達はキリカを拘束し
「その女はオルキスタワーの適当な一室にでも閉じ込めておきな。一応オルキスタワー攻略を”個人的”に手伝った”協力者”でもあるからね。」
「ハッ!!」
さらにパティルナの指示に答えた警備隊員達は拘束したキリカをアハツェンの中へと閉じ込め、オルキスタワーへ向かい
「パティ、私達もギュランドロス様達の元に行きますよ。」
「オッケー。フフ、ここから最高の展開だね♪」
その様子を見守ったエルミナとパティルナは”帰還の耳飾り”を使ってオルキスタワーの正面玄関へと転移し、エレベーターで屋上に向かって行った。
〜西クロスベル街道〜
「チッ…………!さすがにあれは予想外すぎんだろ!?」
同じ頃レクターはベルガード門に向かって街道を走っていた。すると行く先を防ぐかのように漆黒の軍服を身につけたルイーネが細剣を構えていた。
「!!…………おやおや………どうしてこんな所に貴女のような美しいお嬢さんがいるのかな〜?一人でいたら恐い獣に喰われてしまうぜ〜?」
ルイーネを見たレクターは目を見開いた後、いつものようなチャラけた様子でルイーネに声をかけ
「あらあらまぁまぁ♪お嬢さんだなんて♪もうそんな歳じゃないけど、こうして言われてみると嬉しいわね♪所でその恐い獣さんってどこにいるのかしらね?」
声をかけられたルイーネは微笑みながら答えた後尋ね
「フッ………それは俺様だぜっ!!」
尋ねられたレクターは剣を構えてルイーネに強襲した!しかし!
「あらあら。人間の皮を被った獣さんがいるなんて、ビックリね♪」
「ガッ……………!?ゴホッ!!」
自分の攻撃を紙一重で交わして、細剣で喉を貫いたルイーネの攻撃によって呻いた後口から大量の血を吐き出した!
「フフ、それじゃあね♪”結社”の”第四柱”さん♪」
「!?なんで、それを―――――」
そして細剣を喉から抜いて斬撃の構えをしたルイーネの言葉を聞いたレクターが信じられない表情をしたその時、ルイーネは細剣による斬撃でレクターの首を刈り取って、レクターを絶命させた!
「フフ、まさかお仲間さんが裏切っているとは夢にも思わなかったでしょうね♪さてと―――せ
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