第147話
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を仕掛けていたのか!?」
「フフ、前にも言ったようにあくまで今回は手伝いでね。良いデータも取れたことだし、そろそろ私も失礼させてもらうよ。契約通り、そちらの最終型と共にね。どうせなら”騎神”も持って帰りたかったが……生憎そちらを持って帰る余裕はなさそうだから今回は諦めておくよ。」
ディーターに睨まれたノバルティスは答え
「契約だと……!?馬鹿な、この機体はこちらが”結社”から買い上げたものだ!持って行かれる道理などない!」
ノバルティスの答えを聞いたディーターは怒りの表情で叫んだ。
「いやいや、実は契約内容にちょっとした変更があってね。用済みになった機体をこちらに回収させてもらうよう、取り計らってくれたのだよ。――――閣下の令嬢、マリアベル・クロイス嬢がね。」
「な………」
ノバルティスの説明を聞いたディーターが呆けたその時
「ウフフ……その通りですわ。」
聞き覚えのある娘の声が聞こえてきた!
「こ、この声は……」
「ベル……!?」
声を聞いたロイド達が驚いたその時、空間にマリアベルの顔が映った画面が現れた!
「ベル……これは一体……?それに一体、どこにいるんだ!?オルキスタワーではないのか!?」
「フフ、わたくしはとっくにそちらを後にしていますわ。キーアさんたちと一緒に。」
「な……!?」
「…………………」
マリアベルの話を聞いたロイドは驚き、キーアは複雑そうな表情で黙り込み
「た、確かにどのフロアにもいなかったみたいだけど……」
エリィは厳しい表情で言った。するとその時シグムント、シャーリィ、アリオス、ヴァルドの顔が映った画面が次々と現れた!
「アリオスさん……!」
「叔父貴……!シャーリィ……!」
「ヴァルドさんまで………」
アリオス達を見たロイドやランディは声を上げ、ティオは厳しい表情をし
「やはり彼らと一緒だったのか……」
リィン真剣な表情で呟いた。
「…………………」
アリオスは何も語らず黙り込み
「クク………」
「うーん!盛り上がってきたねぇ!」
「ケッ……」
シグムントは好戦的な笑みを浮かべ、シャーリィは嬉しそうな表情で叫び、ヴァルドは舌打ちをした。その時エニグマの音が鳴り始め、音に気付いたヴァイスは通信を開始した。
「俺だ……ああ……ああ……わかった。全員タワー屋上に来てくれるように指示を出してくれ。そこで”最初の指示”をだす。………”赤の戦鬼”、”血染め”。貴様らにとっては絶望的な情報をこの場で教えてやろう。」
通信を終えたヴァイスは不敵な笑みを浮かべ
「ほう……?」
「なになに〜?」
シグムントとシャーリィ
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