第145話
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結果を否定するというのか!?」
ロイドの叫びに唸った後怒りの表情で叫んだ。
「……それとこれとは話が別です。おじさまの全てを否定するつもりはありませんし、学ぶ所が多かったのは確かです。だからこそ……その欺瞞と勘違いを指摘せざるを得ません。貴方を尊敬していた者として……間違いに気付いて欲しい意味でも!」
「いいだろう!」
そしてエリィの言葉に大声でディーターが答えたその時、ディーターは片手を天に翳した。するとディーターは不思議な光に包まれ始め、さらにディーターの足元には謎の魔法陣が展開された。
「………!?」
「な、なんだぁ!?」
それを見たロイドとランディは驚き
「まさかクロイス家の”魔導”の力……!?」
エリゼは警戒し
「気を付けてください!オルキスタワーから彼を中心に膨大な霊力が集まり始めています……!」
ティオはロイド達に警告した。
汝………”力”を求めるか……?
「え―――――」
一方リィンは身体の痣のある部分がドクンドクンと響き始めると同時に頭に響いた謎の声に呆けた。
我が選び、汝が選べば”契約”は成立する――――求めるのであれば、我が名を呼ぶがいい、焔を刻みし起動者よ――――
(そうか…………これが空の女神が仰っていた…………)
誰もいない謎の空間にいるリィンは謎の声を聞いて目を閉じて集中し
(……そうだ………この名前を聞いた時………俺は思ったんだ……”彼”の名を………懐かしさすら覚えるあの名前を……)
リィンが全身に集中したその時!
〜オルキスタワー・屋上〜
「来い―――――”灰の騎神”ヴァリマール!!」
リィンは片手を空へと掲げて叫んだ!
「兄様……?一体何を………」
リィンの行動を見たエリゼは戸惑った。
「フフ、ベルほどではないがクロイス家の当主としてこの程度は嗜んでいてね…………そして、このオルキスタワーの”霊子変換機能”を利用すれば――――こんな事も可能になるのだよ!」
するとその時ディーターは光に包まれて白き神機の中へと吸い込まれた!
「あ……………」
それを見たエリィは呆け
「吸い込まれたねー……」
キーアは信じられない表情で呟いた。そして神機は自分の手や頭を動かした。
「ふむ……視界と制御も良好だ。”至宝”の力を受けつつ自在に操る事ができそうだな。」
その時神機からディーターの声が聞こえてきた!
「お、おじさま……………」
「霊的な位相空間から人形兵器をコントロールしている……!?」
その様子を見たエリィは信じられない表情をし、ティオは真剣な表情で呟き
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