外伝〜”灰の騎神”ヴァリマール〜
[4/5]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
エイドスが祈ったその頃、エレボニア帝国のある士官学院の旧校舎の奥深くに地面に膝をついていた巨大な白き人形兵器は目に光を宿した後立ち上がって歩き出し、そしてエレベーターらしき場所に乗り、エレベーターが上へと昇って行く途中、人形兵器は空高くへと飛び上がり、天井を突き破ってどこかへと去って行った!
〜トールズ士官学院・本校〜
「!!そ、そんな………!」
一方その頃、エレボニア帝国の”貴族派”の兵士達―――領邦軍の兵士達の見張りによって教室に閉じ込められている生徒の一人である眼鏡の女子は目を見開いて信じられない表情をし
(一体どういうこと!?”起動者”が”試練”を終えていないどころか、”導き手”である私達の前に現れてもいないのに”アレ”の封印が解けるなんて……!)
眼鏡の女子の側にいた黒猫は厳しい表情をしていた。
「エマ?どうかしたの?」
その時眼鏡の女子の側にいた金髪の女子は不思議そうな表情で尋ね
「い、いえ……何でもありません……」
尋ねられた女子は冷や汗をかきながら答えた。
「う、うわあ!?何だあれは……!?」
その時窓で外の風景を見ていた紅毛の少年は声を上げ
「機甲兵……!?」
青髪の女子は厳しい表情で呟き
「いや、あれは……………」
「クロウが操っている”機甲兵”に似ているな…………」
「………大方クロウの仲間が”革命派”との戦闘の援護にでも行ったんだろうさ………」
金髪の男子と褐色の長身の男子は真剣な表情で呟き、眼鏡の男子は厳しい表情で答え
「けど、一体どこに行ったんだろうね〜?」
帽子を被った少女は不思議そうな表情で首を傾げていた。
〜屋上〜
「あれはまさか……………チッ、まさかこんな所に隠してあったとはな。しかし一体どこに向かっているんだ………?」
一方その頃学院の屋上にいる漆黒の外套を身に纏った銀髪で紅い瞳の青年は飛び立って行く人形兵器を目を細めて見つめた後舌打ちをし、考え込んでいた。
「同志”C”、大変だ!!」
その時”帝国解放戦線”のテロリストの一人が慌てた様子で青年に近づき
「どうした?”革命派”の連中が攻めてきたのか?」
テロリストの様子を見た青年は目を細めて尋ねた。
「ち、違う!メンフィルが……メンフィルが攻めてきた!!それも大規模な軍団だ!」
「何だとっ!?」
テロリストの答えを聞いた青年は厳しい表情で声を上げ
「飛行艇と戦艦の軍団が進路からしてこちらに向かっている!その事に気付いた”貴族派”の飛行艇の軍団が迎撃に当たったが……次々と殲滅され、撃退された!メンフィルの飛行艦隊のスピードを考えると約3時
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ