第40話
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他人事のように言わないでくださいよ!」
「レンさん!先日は私の事を応援すると仰って色々としてくれたのに、どうしてそのような事を姫様に提案されたのですか!?」
小悪魔な笑みを浮かべて呟いたレンの説明に続くようにサラ教官はからかいの表情でレンの説明を補足し、リィンは疲れた表情でサラ教官に指摘し、エリゼは信じられない表情でレンを見つめて訊ねた。
「クスクス、冗談よ、じょ・う・だ・ん♪」
「まあ、そうだったんですの?わたくしは元々リィンさんを誘いたかったのですから、レンさんがそれをお望みならば本気でそのつもりでしたのに。」
「いい”っ!?」
「姫様!?」
そして笑顔を浮かべたレンの言葉に対して目を丸くしたアルフィン皇女の答えを聞いたリィンは表情を引き攣らせ、エリゼは驚き
「うそうそ、本気にしないで♪」
「………………しりません。兄様のバカ……」
「いや、何でそこで俺が責められるんだよ……」
からかいの表情で答えたアルフィン皇女の答えを聞いたエリゼはジト目でアルフィン皇女を見つめた後頬を膨らませて明後日の方向へと視線を向け、エリゼの答えを聞いたリィンは疲れた表情で肩を落とし
(な、何だかあの二人、妙に息が合っている気がするんだけど……)
(ふむ、言われてみれば………)
(二人とも人をからかう事が趣味のようなものだから、すぐに仲良くなったんだと思うよ。)
(僕達は決して会わせてはいけない二人を会わせてしまったのかもしれないな……)
一方その様子を見守っていたエリオット達は小声で囁き合っていた。
「うふふ、”報酬”はお姫様に対する”貸し”と言う事で勘弁してあげるわ。勿論いつか利子ごみでお姫様ができる事でちゃんとその”貸し”を返してもらうわよ?」
「ふふ、わかりました。その時が来ればわたくしでできる事でしたら何でも仰って下さい。」
「き、君なあ………」
「帝国の皇女相手に利子ごみの”貸し”を堂々と作るなんて、そう言う厚かましい所も相変わらずだね。」
「ハア………エステル達は一体どうやってこの娘の手綱を握っていたのかしら?」
小悪魔な笑みを浮かべたレンの提案に微笑みながら頷いたアルフィン皇女の様子を見守っていたリィン達が冷や汗をかいて表情を引き攣らせている中マキアスとフィーは呆れた表情でレンを見つめ、サラ教官は疲れた表情で溜息を吐いた。
「フフ………」
一方その様子をクレア大尉は微笑ましそうに見守っていたが
「………情報局の分析通りでしたね。幾つかのルートは押さえていますが網にかかるでしょうか?」
「……難しいでしょう。帝都地下は未知の区画が多すぎます。ある程度で捜索を切り上げて市内の治安回
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