第40話
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にしないでください。」
「皇女殿下………」
「お気遣い、ありがとうございます。」
アルフィン皇女の話を聞いたリィンが驚いている中ラウラは会釈をした。
「ふぅん?でもお姫様はその”依頼”に対する”報酬”としてレンに一体何を支払うつもりなのかしら?先に言っておくけどレンはただでさえオリビエお兄さんの”依頼”で特殊な内容の依頼を請けている最中なんだから、”お金如き”じゃ動かないわよ。例え何千万、何億ミラを積まれようとね。――――ま、それ以前に幾ら帝国の皇女とはいえ、私的な理由でそんな大金を用意はできても使用するなんて無理でしょうけど。」
一方レンは意味ありげな笑みを浮かべてアルフィン皇女に問いかけた。
「ちょっ、レン!?」
「最後のは幾らなんでも言い過ぎだ……!今すぐ殿下に謝罪するんだ、レン……!」
レンの指摘を聞いたエリオットは表情を引き攣らせ、リィンは真剣な表情でレンに注意した。
「いいんです、リィンさん。実際レンさんの仰る通り幾ら帝国の皇女とはいえ、私的な理由でそんな大金を使用してしまえば、民達に示しがつきませんし、皇族失格ですもの。私達”皇族”は民達が納めてくれる税で生きているのですから。」
「殿下……」
「姫様…………」
「……………」
しかしアルフィン皇女の制止と制止した理由を聞いたリィンはエリゼと共に辛そうな表情をし、アルフィン皇女同様民達の税で生活している”貴族”であるラウラもアルフィン皇女の気持ちを理解していた為複雑そうな表情で黙り込んでいた。
「その……わたくしの事情に合わせて頂く形で申し訳ないのですが、わたくしでできる事でしたら何でも構いませんので仰って下さい。」
「そうねぇ……だったら、お姫様には面白い事をしてもらおうかしら。」
「面白い事、ですか?」
「今年の夏至祭最終日に宮殿で開かれるパーティーにリィンお兄さんを招待して、お姫様にとって初めてのダンスパートナーに指名してリィンお兄さん以外の男の人とは踊っちゃダメって言ったら、ちゃんとそうしてくれるのかしら♪」
「レンさん!?」
「ちょっ!?何でそこで俺が出てくるんだよ!?」
アルフィン皇女の言葉に対してからかいの表情で答えたレンの話を聞いたエリゼとリィンは驚いた。
「うふふ、お姫様自らがパーティーに招待した所かお姫様にとって初めてのダンスパートナーに指名され、更にはお姫様がリィンんお兄さん以外の男の人とダンスをするつもりはないって帝国の人達がみんなが知ったら、帝国の人達もそうだけど世界中の人達も面白い反応をすると思わないかしら♪」
「まあ〜、どう考えてもリィンが皇女殿下の将来のお相手に見られる事は間違いなしでしょうね〜♪」
「サラ教官!そんな
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