第40話
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教えてくれるじゃない。」
「フーンだ。1年の授業で教える事は主に戦闘関連で、犯罪者の心理や人質の救出とかそう言った戦闘以外の知識については2年になってから教える事の上授業でも教えない内容もあるから、あたしは今すぐには教えられないわね〜。勿論その子達が先にそれを学ぶことを望んでも、例え担任でも教官として一クラスに贔屓はできないから、教えないわよ〜っだ。」
「サラ、大人げなさすぎ。」
そしてレンの指摘に対していじけた様子で答えたサラ教官の話を聞いたその場にいる全員は冷や汗をかいて表情を引き攣らせている中フィーがジト目で指摘した。
「フム……だが、そう言う事であれば、我らも戦闘以外の実戦の知識についてレンから色々学ぶべきだろうな。」
「勿論戦闘の知識に関しても学ぶべきだが、今後の”特別実習”でも戦闘以外の知識や判断が求められるだろうし、そもそもオリヴァルト殿下はそのつもりでレンをトールズに入学させたのだから、僕達もレンから色々と学ぶべきだな。」
「えへへ……今の話をB班のみんなにも後で説明したら、B班のみんなもきっと僕達と同じ答えを出すだろうね。」
「えー……ただでさえ昔の好のサービス価格でオリビエお兄さんの依頼を請けて長期間拘束される上レンにとっては学ぶことは何もない学生をやってあげているのに、今後のレンの人脈や遊撃士の功績にもならない上、何の見返りもなくレンが今までの経験で培って来て手に入れた豊富な知識を無料で教えるなんて、絶対嫌よ〜。第一オリビエお兄さんもリィンお兄さん達に手取り足取り教えてくれなんて、依頼していないし。」
それぞれがレンから学ぶ雰囲気になっている中その場の空気をぶち壊すかのようにめんどくさそうな様子で答えたレンの答えを聞いたリィン達は冷や汗をかいて表情を引き攣らせ
「あんたね………遊撃士は見返りを求める職業じゃないでしょう?」
「というか前々から感じていたけどレンって、遊撃士より”猟兵”の方が似合っているよ。報酬分はしっかりと働いて、報酬分以外は働くつもりはない考えなんだから。」
サラ教官は呆れた表情でレンに指摘し、フィーはジト目でレンを見つめて呟いた。
「あの……でしたら、レンさん。わたくしからの”依頼”と言う事でリィンさん達が望むレンさんの知識を教えて差し上げてもらえませんか?」
「ひ、姫様……!?」
「ええっ!?」
「そ、そんな……!殿下にそこまでしていただくなんて、恐れ多いですよ……!」
するとその時アルフィン皇女がレンを見つめて申し出、アルフィン皇女の申し出を聞いたエリゼとエリオットは驚き、マキアスは恐縮した様子で答えた。
「フフ、わたくしとエリゼを助けて頂いたわたくしができるせめてものお礼ですから気
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