暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのは innocent 〜海鳴に住む鬼〜
鬼、配達する
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やってくるな……






〜赤子庵 幹太の部屋〜

「はぁ〜〜」

今日の他の配達も全て終わり。店の暖簾も下げた俺はそのまま部屋に直行、ベッドにダイブした。寝ながらふと机の上に置いてある物…ブレイブホルダーに目を向けた

「最近…やってねぇな……」

家の手伝いを優先しているせいか、どうにもブレイブデュエルにさく時間がない。俺は携帯端末で最近のブレイブデュエルで注目されている選手やその試合などを見ていた

「…………」

映像に映っているのはブレイブデュエルのトッププレーヤーや最近頭角を見せ始めた期待のルーキー。彼等の試合を見ていると俺の中でなにか熱いものがわき出てくる

……また、味わいたい。あの…戦いの熱を高揚感を……

すると……

「幹太!!決まったわよ!!」

「ウワァ!ビックリした!お袋、ノックくらいしろよ!……決まった?何が?」

いきなり凄い勢いで部屋に入ってきたお袋の言葉に首を傾げる

「家のお店でもブレイブデュエルを扱うことになったわ!」

「…………は?」

今…何と言った?ブレイブデュエルを?家の店で?

「マジか!お袋!」

「えぇ本当よ、流石に本格的なシュミレーターは店には置けないから。簡易シュミレーターの"エンタークン"とか言うのを幾つか置くことになったわ」

まさに朗報、コレで俺もデュエルが出来る……と思っていた

「それじゃ、これから子供のお客さんも増えると思うから宜しくね」

「……あっ」

そう…この手のゲームを導入すると必然的に客足も増える……つまり

「また……忙しくなるのか……」

いや、まだ悲観するのは早い。簡易シュミレーターとはいえ通信対戦には対応しているはず。店が閉まった後なら少し位は……うん

「よし、頑張るか……」

「あら?珍しくやる気ねぇ」

「まぁな」

まだ夏は始まったばかり…今年の夏は何かありそうだ

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