暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのは innocent 〜海鳴に住む鬼〜
鬼、配達する
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に上がりましたー」

「やぁ、いつもありがとう。重いだろう?持つの手伝うよ」

「いえ、いつものことなんで大丈夫です」

研究所の入り口で出迎えてくれたのは"グランツ・フローリアン"さん。ここの所長さんでブレイブデュエルの生みの親、配達の際にはいつも出迎えてくれる。なんでも…俺と同い年くらいの娘さんがいるとか。他にも、ここにはブレイブデュエルのトッププレーヤー達がいるのだが、会ったことはない。映像で何度か拝見したこはある

「それじゃいつも通り、奥の共用冷蔵庫に入れておきますね」

「ありがとう。いやーうちの研究員は皆、ここの生どら焼きが好きでねぇ」

寝癖の残る頭を掻きながら笑うこの人を見ると、凄い科学者とゆうよりかは近所のおじさんみたいな感じがする

「……よし、これで全部だな」

奥の給湯室にある共用の冷蔵庫に菓子を入れ、俺は研究所を出ようとした

「……来たか」

廊下を歩いていると背後から視線を感じる。とりあえずは気にせず先へと進む

「…………ん?」

十字路に差し掛かったところで、左右の曲がり角から伸びる不自然なロープが足元にあった

「フッ……バカめ、こんな古典的な罠に引っ掛かる分けないだろう」

前回ここに来たとき引っ掛かったのは内緒だ……。俺はロープを跨いで避けようとした……その時、

「……え?」

右から廊下を滑るように何かが投げ込まれた…………空のバケツだ

「ウワァ!とっとと!」

前に踏み出した足が丁度空バケツの中に入り、俺はバランスを崩し転倒。……そして

「あ〜クソ、危ねぇな………ブフェ!」

追い討ちの如く頭上から金ダライが落ちて来た……昭和か!

「〜〜〜〜〜!!」

俺の後ろで何やらキャッキャと騒いでいる小さな影が三つ。1つは茶色の短髪、もう1つは水色のツインテール、最後の1つは銀髪に黒のメッシュの短髪の人形のような小さな奴等がいた

「……また、やられた」

コイツらは俺が配達にくる度にこんな感じのイタズラをしかけてくる。コイツらの名前は"チヴィット"……グランツさんの話によるとNPCが現実世界でも遊べるように作ったロボットらしい

「………………」

三匹?が何かを要求するように俺の事を見ている

「わーてるよ、コレだろ?」

「♪〜〜〜」

俺は懐から幾つかのべっこう飴を取り出した。それぞれがネコだったり王冠だったり雷マークだったり色々な形をしている。前に興味本意で渡してみたらいたく気に入ったらしい。なぜロボットが飴を食べるのかは追及してはいけない

「そろそろ戻らないとお袋にどやされるな……じゃぁなお前ら、次はすんなよ……」

「〜〜〜!」

全員元気に手を振っている、あの様子じゃまた
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