暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのは innocent 〜海鳴に住む鬼〜
鬼、配達する
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ブデュエル"…今年から正式に稼働を始めた体感型シュミレーションゲーム。プレーヤーはまるでゲームの世界を現実の様に体感出来る。現代の技術の結晶と言っても良いだろう。少し前にロケテストが東京の一部地域で行われていたが、実は俺も参加していた。……と言っても、店の手伝いが忙しくてあまり参加できなかったんだけど…

「……青だ」

信号が青に変わったので再び走り出す。話を戻すが、ブレイブデュエルにはランキングが存在しデュエル……つまりは対戦に勝てば勝つほど上に行けるわけだ。俺も時間を見つけては参加していた、ロケテスト終了時の俺のランキングは50位。時間のない人間がやったにしては上出来だ。嬉しいことに通り名まで頂けた

「……とぉ、到着」

色々と思い返してるうちに、最初の配達先であるホビーショップT&Hに到着。実は今回の配達先二ヶ所はどちらもブレイブデュエルが盛んに執り行われている場所で、特にグランツ研究所はブレイブデュエルの総本山と呼ばれ、ロケテストのチーム戦、個人戦の1位はどちらもこの研究所の所属プレーヤーがとっている

「すいませーん、赤子庵です。アイスの配達に来ました」

「ハーイ、いつもどうもー」

出迎えてくれたのはアルバイトチーフの"エイミィさん"彼女がいつも受取にくるのでもうすっかり顔馴染みだ

「ありがとねー、あ…そうだ折角だから幹太君も参加してみない?」

「参加?何に参加するんですか?」

「実は今、ミニイベント中でね。勝ったらレアなガードが貰えるかもよ?」

彼女の視線の先を見ると確かに人だかりが出来ており。皆、デュエルに勤しんでいる

「あぁ〜申し出は有り難いんですが……まだ配達が残ってますし。帰ったら店の手伝いがあるので……」

「そっか〜ゴメンね、暇があったら是非うちに遊びに来てね」

「ありがとうございます。それじゃ次の配達があるので……」

こうして俺は次の配達先のグランツ研究所に向かった




〜グランツ研究所〜

原付を走らせること十数分、無事にグランツ研究所に到着

「……さてと、持ってくか……よっと!」

人間とは基本的に頭を使うと甘い物が欲しくなる人が多い。この研究所には多くの研究員がおり、ここの所長さんが定期的にその人達の為に家の菓子を購入してくれる。しかし、毎度量が多いため運ぶのが一苦労だ……

「そうだ……アレも持ってかねぇと」

原付の後ろに付いているクーラーボックスからあるものを取り出す。この原付に付いているクーラーボックスは特別製で入れる箇所で冷凍、冷蔵に分けることが出来るうえに半日くらいは温度が変わらない優れ物だ。なんでも…近所のスカなんとかさんとゆう科学者に作って貰ったとか…

「ちわー、赤子庵でーす。菓子をお届け
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