北方作戦
第15話 北方大海戦 U
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かく迎えてくれたのが一番の癒しと言えた。
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その夜……戦いに参加した艦隊の各旗艦と敵飛行場を制圧した陸軍部隊指揮官と幕僚を集め今回の北方作戦による結果を纏める事となった。
作戦通り敵艦隊を叩いて北方海域から排除し、更に敵飛行場を占領するに至った。だがその代わりにこちらは艦は撃沈されなかったものの、戦艦比叡とアイオワと扶桑と山城が小破し霧島が飛行場姫に気をとられてたせいで敵の爆撃を受けて中破して残りは皆健在、空母は翔鶴と加賀が中破で後は無事、巡洋艦は最上中破し矢矧と川内が大破と鹿島が小破、駆逐艦は長波と高波が大破と合計13隻が損傷したものの皆航行は可能で現在応急処置が施されている。
座蒲郎「戦いには勝ったが、損害がな……」
今回の作戦においてコッチは勝利を収めたと言えば収めた方だが、そんなのは単に戦術的な勝利だ。戦略的に見れば主力艦が手痛い損傷を受けて、鎮守府まで回航させる事は出来てもすぐにドッグに入れて修理させねばならないし、その間は別の艦隊に代役を担ってもらう必要があるから戦略的敗北と見てもいいだろう。
座蒲郎「艦の自己防御性能を高める必要があるな」
今回の戦いの戦訓を踏まえて辿り着いた俺なりの答えがそれだった。前の改装で各艦の装備を充実させたのは良いが、今回の様な損害が何度もあっては流石に撃沈される艦が出てしまう。それだけは何としても防ぎたい話だ。
その為にも装備をより固めなくてはならないと俺は確信し、明日への帰投に備え寝る事にした。
時刻は02:33(マルフタサンサン)だった。
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翌朝の07:00(マルナナマルマル)
同行していた陸軍少将に別れを告げ、泊地へ帰還する陸軍部隊を護衛しながら北方海域を後にした。
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8月14日の10:24(ヒトマルフタヨン)
津軽海峡で陸軍部隊と別れた俺達は無事横須賀鎮守府に帰ってこれた。
だが損傷した艦が居る為、比叡等の13隻は帰投と同時にドッグ入りさせ、俺は足早で執務室に入り事故処理と今回の結果を報告書にまとめる為すぐにデスクワークに取り掛かった。
(続く)
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