北方作戦
第15話 北方大海戦 U
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いたんのだ。現在は炎は治まり航空機も発着艦出来る状態ではあるものの、第三水戦の川内と長波が雷撃で被弾してしまいマズイ状況に陥っている。今のままで夜戦なんか突入したらとても支えきれなくなって押し返しされて総崩れになってしまう危険性がある。
陸軍少将「持ち堪えられますか?」
座蒲郎「今のままですと危ないですね、せめて第二部隊の応援が到着すれば一気に力押しで叩けるのですが……」
この辺りの日没時間は精々18:00〜19:00の間、夜になるまであと1~2時間くらいしかない。せめてAT作戦を遂行してる第二部隊が到着すればなんとかなるが、問題は間に合うかだった。
その時……
≪ドンッドンッドオンッ!≫
≪ズズーーンッ!ズガンッズドンッ!≫
飛行場姫「キャァ!ヤァダ、イタイジャナイ?? 」
『!』
飛行場姫が多数の水柱と同時に被弾して甲板が炎上。
伊勢「提督!こちら伊勢、これより攻撃に参加します??」
座蒲郎「そうか、なら頼む!陽が落ちる前に、何としてもケリを付けるぞ??」
『はい!』
飛行場姫に不意打ちを浴びせたのは別動隊の第二部隊の応援だった。生憎扶桑と山城は護衛で居ないみたいだが、それでも大和が居るのなら充分戦力が足りる。
そして、そこから怒涛の集中攻撃が開始された。
ーーーー
それから更に1時間が経過し……
≪ズズズズ……≫
飛行場姫「タクサンノテツ…シズム…コノ、ウミデ……ソウ……」
大和から放たれた46cm徹甲弾で航空甲板が吹き飛んで飛行場姫は冷たい海の底へと沈んで行った。
時間は17:56(ヒトナナゴウロク)、陽が水平線へと沈んで行く寸前の時間帯だった。
ーーーーーーーーーー
金剛「テートク!敵は沈んで行ったデース!このバトルはミー達の勝利デース??」
座蒲郎「そうだな、大本営海軍部へ電文。“我、敵艦隊を北方より掃除したり、我が方の勝利なり。”以上だ。」
霧島「畏まりました、直ちに打ちます」
座蒲郎「はぁ……」
長い戦いが終わってすぐ、大本営に対して電報を打つよう命じて早速霧島が取り掛かり、俺はスッカリ疲れて深く椅子に腰掛けた。緊張感から解放された猿の様に(とはいえ、この描写で伝わりますかね……?)……
陸軍少将「終わりましたね」
座蒲郎「ですね。しかしもう疲れてチョット休息を取りたいものですがね」
陸軍少将「ならば今晩はキスカ島で一夜越しませんか?
戦友達は皆提督に会いたがっていますし」
座蒲郎「ええ、是非お願いします」
こうして俺…いや俺等はキスカ島東部のキスカ湾に艦隊を集結させて現地司令官の陸軍中将(制圧部隊とは別の人なのは同然の話)と会合し、更に守備隊兵共に尊敬と信頼の念を受けながら温
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