北方作戦
第15話 北方大海戦 U
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艦レ級4隻と正規空母ヲ級8隻、あと軽空母ヌ級13隻と重巡以下の護衛艦艇も多数轟沈。
それに対して私達は比叡お姉さまが主砲2番砲塔に敵戦艦の命中弾を、アイオワは2本の魚雷攻撃を受けましたが損害は至って軽微。空母部隊は輪形陣に守られ無事でしたが護衛の鹿島が急降下爆撃で煙突を吹き飛ばされて炎上しましたが現在は鎮火し小破で済みました。
航空機は戦闘機が数機程撃墜されましたが航空戦力は未だ健在です」
座蒲郎「そうか、ならばいい……」
とはいえ状況確認の為首尾を聞くと、既に10隻以上の敵主力艦を血祭りにし、対してこちらの損害は比叡とアイオワが軽微で鹿島が小破し航空機を数機しか喪失しなかったという大戦果。これには流石に安堵はしたが、肝心なのは……
座蒲郎「親玉と思しき飛行場姫はどうだ?」
榛名「いえ、それがまだ……」
座蒲郎「来ないのか?」
榛名「はい……」
座蒲郎「……」
敵の司令艦とも言える飛行場姫。現実でもこれの相手にはかなり苦戦を強いられてたから、これを叩かない以上は安心なんて到底出来ない。だがその飛行場姫は未だ姿を見せていないらしく、“もしかすると第二部隊の方へ向かったのでは?”っと考えてしまいとても心配になる。
霧島「提督!対水上電探に感あり!空母2隻と重巡1隻、駆逐艦3隻の空母部隊に間違いありません!しかも大型の空母です??」
座蒲郎「何??」
その時、霧島から入った報告で“遂に(飛行場姫が)来たか??”っと思ったけど、まだ決まったわけじゃないから安心出来ない。
そこへ……
神通「提督!敵艦隊見ゆ!飛行場姫を中心とする機動部隊を確認??
11時の方角!距離39000!敵速30ノット??」
座蒲郎「遂にか?」
神通「はい!間違いありません??」
神通から入った報告で相手が飛行場姫だと断定し、“やっと来たか……”っと思いながらも、“飛行場姫相手に勝てるのか?”っという不安もあった。
赤城「提督!見えました!飛行場姫を旗艦とする敵航空艦隊です??」
座蒲郎「!」
そんな時に入った赤城からの報告に急ぎ双眼鏡を覗きこんで確認すると……
『……』
確かにデカい空母が1隻いた。但し、それは戦後建造されたミニッツ級だった。
他は戦前アメリカの重巡ニューオーリンズ級と駆逐艦ギアリング級3隻なのに……
金剛「テートク!あの艦(ミニッツ級)は飛行場姫の艦隊に間違いありまセーン??」
座蒲郎「はぁ??」
けどそこに入った金剛からの言葉でつい耳を疑ってしまった。第一として、艦体が戦前の艦ならまだ良しとしても戦後の艦なんて扱われ方が違うにも程がある。
座蒲郎「はぁ…仕方ないか……。
金剛,比叡,榛名,霧島,アイオワの戦艦5隻
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