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暗闇を照らす白き日差し【影に身を委ねた一夏】
学年別トーナメント
第21話 ルームメイトはブロンド貴公子 T
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、わたしはこれを停止結界と呼んでいる。並大抵の攻撃ならこいつで受け止めることが出来るのさ」

成る程な、それがテメェの強みか……だが、それじゃあ俺を倒す根拠にはなんねぇな!


白夜「"白夜-短夜"!」

≪ビュン!≫

ラウラ「何??」

目と鼻の先まで近付いて来たボーデヴィッヒを切り抜け技で躱して奴の背後へ回りそして……

白夜「"白夜-朧月夜(おぼろづくよ)"!」

≪カッ…ズドーーン!≫

ラウラ「ぐわ〜〜〜〜!!!!!!」

光を全身に纏って朧夜より強力な高速の突撃斬りを見舞った。

ーーーーーーーーーー

白夜「勝負あったな」

ラウラ「くっ!」

ISに乗ったまんまで地面に倒れるボーデヴィッヒ…と篠ノ之を見下ろす俺。哀れかもしれんが正直さっきのセシリアと鈴の時の様に連携をとらない戦術で自業自得としか言えなかった……

ラウラ「認めない…認めるものか!一度ばかりやか二度も負けるなど…認めてなるものか??」

往生際が悪いな……

白夜「たく…見苦しい奴だなお前は。
お前も武人なら、己の敗北くらい認めたらどうだ?」

ラウラ「うっ……」

決定打だな……

白夜「てなわけだ、もうちっと自分を磨けよ」

これで鬱憤晴らしが出来た俺はそう言ってISを解除すると元の列へ戻った。

_______________


ラウラSIDE



ラウラ「くっ!」

信じたくなかった。教官からの指導でもう二度と負けないと誓ったというのに負けてしまうなど…認めたくもなかった……

ラウラ「認めない…認めるものか!一度ばかりやか二度も負けるなど…認めてなるものか??」

白夜「たく…見苦しい奴だなお前は。
お前も武人なら、己の敗北くらい認めたらどうだ?」

ラウラ「うっ……」

認めたくなかったが、確かに奴(白夜)の言う通りだ。それに代表候補生の身である以上、下手に騒ぎを起こせば部下達に迷惑をかけることになるし、何よりこれまでの努力を無駄にしたくなかったから何も言い返せない……

白夜「てなわけだ、もうちっと自分を磨けよ」

奴はそう言うとわたしから離れて行き……

千冬「いつまでボーっとしてるんだボーデヴィッヒ、サッサとお前も戻れ」

ラウラ「はい、教官……」

教官からそう注意され、わたしは重い足どりで列へと戻った……
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