学年別トーナメント
第21話 ルームメイトはブロンド貴公子 T
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、結局は返り討ちにあって、しかもあのドイツ女にのけ者みたいな扱われ方をされるなど…屈辱としか言えなかった……
≪カンカンカン!≫
そんな私を差し置いて、あいつら(白夜とボーデヴィッヒ)は激しい戦闘を繰り広げている。幾ら剣道全国大会優勝者の私でも、あいつらと互角に渡り合うのはまず無理だろう……
箒「これじゃあ駄目だ…もっと強い力を手にしないと……」
今回の敗北を振り返って私は思った、“今の状態では駄目だ。”っと……
そうだとすれば、私にも専用機は絶対に欲しい。あいつ(白夜)の隣に立つためにも……
だがどうすれば良いのだ?姉さんの妹の私なら、それを利用すれば専用機を用意してくれるかもしれんが、政府がそんな強力なヤツを渡してくれるとは到底思えない。なら姉さんに直談判の手もあるが、私達家族を離れ離れにする原因を作った姉さんの力を借りるなど流石に私のプライドが許さない。ならどうすれば……
そんな感じであいつらの戦いが終わるまで、私はそんな事ばかり考えていた。
_______________
白夜SIDE
白夜「ふん」
あれからどんくらいやり合ったか忘れちまったが、判っていたのはボーデヴィッヒの野郎がかなり消耗してることぐらいだった。
ラウラ「馬鹿な、このわたしが…お前なんぞにここまでコケにされるなど……」
やれやれ…水をさす様で悪いが、お前がどんなにレベルアップしようが俺には勝てない。俺自身の強さの証を知らん限りはな…まあ元より、知ったら知ったで容赦する気はねぇがな……
白夜「さぁてどうすんだ?痛い目に遭いたくなけりゃ大人しく降参する事をオススメすっぜ」
ラウラ「誰が降参なんて選ぶか…降伏して捕虜になるなど軍人としての恥だ。だったら戦って死に絶えた方がよりマシだ」
ほ~う、“軍人としてのプライド”ってやつか。
ならばそのプライドをへし折るまでだ!
白夜「だったらテメェのプライドでも見して見ろよ。
そして俺を…おめぇの言ってることが正しいってのを証明してみせろよ」
ラウラ「ふっ、いいだろう。
わたしの力はこんなものではない!そしてお前より強いことを証明してやろう??」
そうでなくてはな。だが前の様な突撃のままでなら結果は同じだぜ……
ラウラ「今度こそわたしは…貴様に勝つ!」
そう言って突撃して来るボーデヴィッヒの右手のプラズマブレードからは、何やらブレードを守るかの様にヴェールみたいなのが右手を包んでいた。
一瞬それを見て何だと思ったが、推測の域で辿って自然と脳裏に浮かんだのは……
白夜「シールドか?」
ラウラ「ほう、察しが良いな。
こいつはPICを基に我がドイツ軍で考案されたAIC(アクティブ・イナーシャル・キャンセラー)
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