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魔法少女リリカルなのは平凡な日常を望む転生者 STS編
第3話 それぞれのバレンタインデー
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たけどそれでも良かったわ。これで新たな一歩を踏み出せる」
「アリサちゃん………」

見てなさい零治、私を好きにならなかった事を後悔させてやるんだから………












「面白かった………」
「俺も知らなかったが面白かったな。これって続編じゃ無いよな?」
「いえ、一応続編ではありますよ。説明すると長くなるんですけど………」
「へえ。………俺も始めから読んでみようかな………」

あの後、私と桐谷さんは映画を一緒に見に行った。
デートみたいでかなり緊張した私だったけど、映画が始まると、見たかった事もあり、すっかり見入ってしまった。

でも桐谷さんも楽しんでもらえて本当に良かったな………

「………っと電話か」

着信音が鳴り、ポケットから携帯を取り出す桐谷さん。
もしかしたら………

「………ああ、ちょうど終わったしこれから帰るよ。あれ?フェリアもいるのか?先に食べてても構わないが………分かった」

そう言って電話を切る桐谷さん。
これはもしかして………

「ギンガ、これから俺の家に来るか?ノーヴェが夕飯作ってくれてて、フェリアもいるんだ、ついでだし食べていくか?」

やっぱりノーヴェさんか………しかもフェリアさんも居る。
流石に行くのはちょっとな………恋敵だし。

「すみません、せっかくの御好意ですけど、明日は早いので今日は………」
「そうか………まあ仕方がないな」

そう言って本当に残念な顔をしてくれる桐谷さん。
本当に優しい人………

今日は独占出来たし、個人的には充分満足。
だけどもっと欲を出すならもっと2人っきりでいたかったな………









「それじゃあ、私はこれで………」

あっという間に転移場所に着いた私達。
ゆっくり歩いたつもりだったけど、楽しい時間はやっぱり直ぐに過ぎてしまう。

「ああ、スバルにもよろしくな」

そう言って手を振ってくれる桐谷さん。
そんな桐谷さんを見て、私は勇気を出して聞いてみる事にした。

「あの………桐谷………さん」
「ん?」
「その………えっと………桐谷さんは………ノーヴェさんやフェリアさんの事が………」
「事が?」
「す………す………すk!!」

その続きを言う前に視界が変わり、いつの間にかミッドチルダにへと着いていた。

「………私の………私の………バカー!!!!!!」

ギンガは周りに人が居るにも関わらず大声をあげてしまったのだった………








「………行っちゃったな。何か言おうとしてたけど、重要な事なら連絡あるよな?」

桐谷はそんな事を思いながら帰路につくのだった………









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