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魔法少女リリカルなのは平凡な日常を望む転生者 STS編
第3話 それぞれのバレンタインデー
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」
そう言って桐谷はさっさと教室を出て行った。
「あれ?桐谷君もう帰るの?」
「人と会う約束してるんだよ」
「えっ、またチョコ!?」
「モテるよね桐谷って」
「いいなぁ………暫くチョコ食べ放題だね!」
「「………」」
やっぱり植川は少しずれてるな………
「………で零治、帰らなくていいのか?」
「あっ、じゃあ俺も帰るな………」
そう言って廊下に出るとそこにはすずかとアリサが居た。
「あれ?2人共どうしたんだ?」
「やっと来たね零治君」
「俺待ちか。悪いな、うちの担任話が長いんだ………」
「ううん、そんなに待ってないから別に良いよ」
そんな優しいすずかだが、アリサは俯いたまま反応が無い。
「アリサ………?」
「ふぁい!?」
アリサには珍しい変な声を上げ、飛び上がるように答えた。
「おい、大丈夫かアリサ?」
「だ、大丈夫よ!!」
声が裏返っている様な気がするがまあいいか。
「それで用って?」
「今日はバレンタインデーでしょ?桐谷君には昼休み中にたまたま会って渡せたんだけど零治君には渡せなかったから………」
「ああ、なるほど………」
「何疲れた顔してんのよ!!………もしかして余計だった………?」
「いや、そうじゃない………はぁ、こりゃ早く家に帰れないな………」
「えっ?それってどういう………」
「悪いが2人にも付き合ってもらうぞ………!!」
そう言って2人の手を取る。
「「えっ!?」」
いきなりそんな事をされて驚く2人だったが、振り払う前に教室から大声が響きわたった。
「おい!!零治のクズ野郎、C組の月村さんとバニングスさんからチョコを!!!」
「直ぐに確保しろ!!そして出来れば奪え!!!」
「他のクラスの奴にも応援を!!」
「行くぞ!!!!」
俺は急いですずかとアリサを連れ、その場を後にした………
「………」
さっき、桐谷さんから連絡があった。HRで少し遅くなると。
「はぁ………」
やばい、メールを見て緊張が更に増してきた。
少しリラックスするために昼直ぐに地球に来て、ショッピングモールで買い物をしてたけど、落ち着いて見ることが出来ず、結局喫茶店で今になるまで時間を潰していた。
「えっと、お化粧は………」
さっきも一旦確認したけど、こういうのはやっぱり得意じゃないな………
あんまり濃すぎても駄目だし、これ以上いじるのは止めた方が良いよね………?
「へえ、やっぱりギンガも化粧とかするんだな」
「はい、私も女性ですし、最低限はしてます」
………ってあれ?私誰に………
「よっ、ギンガ」
「………」
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