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魔法少女リリカルなのは平凡な日常を望む転生者 STS編
第3話 それぞれのバレンタインデー
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けど、バレンタインデーにチョコを貰って嬉しくない男の子はいないと思うよ?」
「でも………」
「はやてちゃんだって毎年家族分渡してるんだし、変じゃないと思うよ?」
「でも高校で別のクラスになってから中々話す機会もなかったし………]
「それは私も同じだよ」
すずかにそこまで言われて私も考える。
確かに今まではその事を気にしすぎて渡せなかったけど、すずかと同じように“友達”として渡せれば今まだ続くモヤモヤも取れるのかもしれない………
(フェイトは私より一歩前に進んだ………いい加減私も進まないと………)
そのきっかけにはいいかもしれない………
放課後………
「じゃあ零治君帰っちゃう前に渡しちゃおう」
「う、うん………」
緊張しながら零治の教室に向かう。
私達のクラスはHRが短い、なので確実に先に着くことは出来る。
後は渡すだけ………
(これで私も一歩進めるんだ………)
なのに何故か心の中に引っかかるものがある。
「………でも私もいい加減に………ね」
そんな少し不安そうなアリサの顔を見て、少し心配そうな顔をするすずかだった………
さて、学校も終わり後は帰るだけ。
SBS団は中学で解散し、静かな学校生活が望めると思っていたのに、こういうイベントがあるとこぞって襲ってくる。
昨日まで普通に喋っていた奴含めてである。
それなのに桐谷に対しては全く被害が無いのだ。
あいつは学年チョコを問わず貰っているのにも関わらずだ。
明人曰く、『加藤はイケメンだから仕方がない』そんな意見が共通化しているらしい。
何だよその差別………
なので高校になっても中学の時みたいに騒がしい1日だった。
しかし実際に貰ったのは植川、会長、そして同学年の女の子から貰った合計4つのみ。
桐谷は2桁貰ったのにね………
まあとにかくそんな1日ももう終わりです。
さっさと愛妹達と甘い一時を凄そう。
「それじゃあさっさと帰るな〜」
「あれ?星ちゃん達は待たないの?」
「3人で寄っていく所があるから先帰っててって」
「………まあ俺達のクラスは一番遅いから居なければ帰っているんだろう」
桐谷が呆れながら教室を出ようとした先生を見た。
俺達のクラスのHRは長い。と言うより先生が余計な話が長いのが原因なのである。
まあそれはともかく………
「桐谷、お前待ち合わせしてんじゃなかったっけ?」
「ああ。ギリギリになりそうだから俺もさっさと帰るよ」
確かにコートにマフラーに手袋と既に完全防寒状態。
桐谷はこの後ギンガと会う約束だとか。
………本当にモテる奴である。
「じゃ、お先に………
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