第143話
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重々しい様子を纏って答えた。
「……そうですか………」
「一体どのフロアに……」
(勝てないと判断して逃亡したのかしら?)
ピエールの答えを聞いたロイドは残念そうな表情をし、エリィとルファディエルは考え込み
「キー坊たちが今どこにいるかについても勿論教えてくれないんだよな?」
ランディは真剣な表情でキーアに尋ね
「…………えっとね……………”マリアベル達は”今オルキスタワーにいない事は確実だよ。」
キーアは複雑そうな表情で答え
「一体どこにいるのかしら………?」
「まさか逃亡したのか……?」
キーアの答えを聞いたセシルとツァイトは考え込んだ。
「………とりあえず主任からの連絡を待つべきかと。現在、大急ぎで上層エリアを調べてくれていると思います。」
その時ティオが提案し
「その間にこのフロアにいる人達を確認して行こう。何か知っている人がいるかもしれないし。」
ティオの提案を聞いたリィンも提案し
「………そうだな。一通り回ってみるか。」
二人の提案にロイドは頷いた。
「ピエール。この場は頼めるか?」
「ハッ!お任せ下さい!……その、君達もアレだ。あんまり無茶はしないように。真実を掴む前に倒れてしまったら元も子もないぞ?」
ヴァイスの言葉に敬礼をして答えたピエールはロイド達を見回して忠告し
「………はい。肝に銘じておきます。」
ピエールの忠告にロイドは頷いた。
その後ロイド達はフロア内にいる人々の確認をしている途中でがある部屋に入るとその部屋ではシズクが一人で外を見つめていた。
(あ………)
部屋に入ってシズクを見つけたロイドは呆け
(シズク……)
(シズクちゃん……)
キーアとセシルは複雑そうな表情をしていた。
「………………………キーアちゃん…………お父さん……………どうして……………」
外を見つめていたシズクは悲しそうな表情で呟いた。
「シズクちゃん……!」
その時ロイド達がシズクに近づいた。
「あ……!」
「よかった………無事だったのね!」
「シズクさんもオルキスタワーに連れてこられていたんですね。」
自分達を見て驚いているシズクにエリィは安堵の表情を見せ、ティオは静かな口調で言い
「あのオッサンの事だから別の場所かと思ったが……とにかく無事でよかったぜ。」
ランディも安堵の表情で答えた。
「ロイドさん、ランディさん……エリィさんにティオさんも………それにセシルさんやツァイト君、リィンさんも……………また皆さんの顔を見る事ができましたね………」
「む……?まさか……」
微笑みながら言ったシズクの言葉
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