外伝〜”光の剣匠”ヴィクター・S・アルゼイド〜前篇
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「話はクラウスさんから聞きました!大変な事になっちまったようですね………!」
「……ああ。トヴァル殿。中立の立場である貴方から話し合いの場を設けられないか取り計らってもらえないだろうか。」
厳しい表情をしているトヴァルの話にアルゼイド子爵は頷いた後尋ね
「……それなんですが………申し訳ありません。本部からはメンフィル、クロスベルの連合によるエレボニア帝国並びにカルバード共和国の侵攻について一切口を出さず、仲裁もするなとの命令が来ておりまして………遊撃士である俺では力にはなれません。例え本部の命令を無視して向かった所でも本部とその契約がされていますので相手にされないと思います。」
尋ねられたトヴァルは悔しそうな表情で答えた。
「なっ!?遊撃士協会がエレボニアとカルバードを見捨てたのですか……!?」
トヴァルの答えを聞いたクラウスは信じられない表情で声を上げ
「………何故そうなったのか理由を教えてもらえないだろうか?」
アルゼイド子爵は真剣な表情で尋ねた。
「はい………どうやら遊撃士協会はエレボニア帝国軍の手によって撤退したエレボニア帝国領地内の各支部の復活をメンフィル帝国と”クロスベル帝国”に持ちかけられ、その条件と引き換えに今回の件を引き受けたようです………」
「そんな………」
「……………つまりは謀略によって遊撃士協会を追い出したエレボニア帝国自身の身から出た錆ということか……………」
重々しい様子を纏って答えたトヴァルの話を聞いたクラウスは表情を青褪めさせ、アルゼイド子爵は重々しい様子を纏って呟いた。するとその時
「失礼します!子爵、大変です!!」
アルゼイド子爵が教えている武術――――”アルゼイド流”を学ぶ門下生の一人が慌てた様子で部屋に入って来た。
「今度は何だ?まさかメンフィル軍がもう攻撃を開始したのか?」
慌てた様子で入って来た門下生を見たアルゼイド子爵は真剣な表情で尋ね
「そ、それが………出入り付近で見張っていた機甲兵どもがたった一人の女性騎士によって殲滅されました!!」
「なっ!?」
「あ、ありえねえ………あんな化物をたった一人で殲滅だと……!?」
「………その女性の騎士とはどのような特徴なのだ?」
門下生の説明を聞いたクラウスは声を上げ、トヴァルは信じられない表情をし、アルゼイド子爵は真剣な表情で尋ねた。するとその時
「――――それは私ですよ。」
なんとリアンヌが転移の光と共に部屋に現れた!
「何奴!?」
リアンヌを見たクラウスは身構え
「き、騎士甲冑だと……!?まさかさっき機甲兵を殲滅した女性騎士ってのは……!」
トヴァルは驚き
「!!!ま、まさか貴女は………”槍の
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