第141話
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(外道め……!いくらエリィの知り合いとはいえ、奴等は滅すべきだ……!)
エリィは悲しそうな表情をし、ワジは複雑そうな表情で言い、ラグタスとメヒーシャは怒りの表情になった。
「…………なあ、みんな。キーアが何故イーリュン教に入信して”太陽の聖女”と呼ばれるようになったか知っているか……?」
「ロイド……?」
「まさか……未来のキーアから聞いたのですか?」
複雑そうな表情で言ったロイドの言葉を聞いたエリィは不思議そうな表情をし、ティオは驚きの表情で尋ねた。
「ああ――――」
そしてロイドはエリィ達に何故キーアがイーリュン教に入信し、”太陽の聖女”と呼ばれる事になったかを説明した。
「キーアちゃんがそんな事を………」
「やれやれ………確かにそんな事を想っているのなら、”聖女”と称されてもおかしくないし、僕達も”聖人”認定するだろうね………あの無邪気だった子が変われば変わるもんだね………」
説明を聞いたリーシャは驚き、ワジは溜息を吐き
「未来のキーアがどことなく陰りのある笑みをたまに浮かべる事がありましたが…………まさか今回の件の事をそこまで自分を責めていたなんて………」
「過去の奴等(俺達)が未来を何故知ってはいけないかの意味がようやくわかった気がするな………」
「ええ………変えられるものなら変えたいわね………キーアちゃんが罪悪感を持つ事はないのに……」
ティオやランディ、エリィは複雑そうな表情で呟き
「…………これでもう…………迷いの一片も完全に無くなった。キーアがあんな……心を押し殺したような気持ちでずっといたなんて…………そんな状況は、絶対に間違っている!」
ロイドは怒りの表情で呟いた。
「そうね………そんなのが正しい事であるわけがないわ。」
「……こうなったら、なにがなんでもキー坊の元に辿り着かなきゃな!」
「ええ、未来のキーアが浮かべていたようなわたし達のキーアの笑顔を取り戻すためにも……!」
ロイドの言葉に続くようにエリィ達は決意の表情になり
「ああ……行こう、みんな。(キーア……待っててくれ。絶対に迎えに行くからな……!)」
ロイドは力強く頷いた。そしてロイドはキーアが残したキーアの力が宿ったホワイトストーン――――『零の神珠』を回収してビルを出て車に近づいた。
〜西通り〜
「俺達の車………二台とも何とか無事みたいだな。」
車の状態を確かめたロイドは明るい表情をし
「しかしこれって確か、1台はディーター市長にある程度、融通してもらって、もう一台はヴァイスハイト局長のコネで手に入れたんだよね?フフ、それらを使って局長とギュランドロス司令が彼を処刑しに行くなんて皮肉が利いて
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