第39話
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デオンは驚き、エリスは呆けた。するとその時マキアスとレンがショットガンと双銃で威嚇射撃を行い、それを見たテロリスト達は撤退しようとしたが
「うおっ……」
エリオットが放った下位アーツによって足止めされ、その隙を狙ったラウラとフィーが先に回り込んだ!
「な……!?」
「兄様……!」
「み、皆さん……!」
「―――ここまでだ。殿下とエリゼを解放してもらおうか。」
「あまりの不敬、見過ごすのはさすがに躊躇われるが……」
「大人しく解放するなら見逃さないでもないぞ?」
「こいつら…………」
「………………」
リィン達に包囲されたテロリスト達は唇を噛みしめてリィン達を睨んだ。
「…………6対3。勝ち目はないよ。少なくとも二人を連れて逃げ切るのは不可能。」
「その、まずは二人を解放してもらえませんか?」
「フフ……恐れ入った。”トールズ士官学院”……まさかここまでの逸材たちを育てていたとは。」
絶対的不利な立場でありながら、ギデオンは不敵な笑みを浮かべていた。
「―――世辞は無用。二人を解放するかこのまま睨みあうかだけだ。言っておくが……二人に傷一つでも付けたら一切の容赦はしないと思え。」
「ぐっ……」
「……こいつ……」
リィンの言葉にテロリスト達は唇を噛みしめ
「兄様…………」
「リィンさん……」
エリゼとアルフィン皇女は驚きの表情でリィンを見つめていた。
「……わかった、降参だ。少なくとも我々に勝ち目が無い事だけは認めよう。」
「それじゃあ……」
「二人を解放してくれるんだね?」
「ああ―――”彼”に勝てたらな。……やれ。」
エリオットの問いかけに答えたギデオンがテロリスト達に視線を向けるとテロリスト達は一旦しゃがんでハンカチを取り出したその時
「うふふ、そうはさせないわよ♪」
「グアッ!?」
「か、身体が……!?」
「「キャッ!?」」
レンが魔眼を発動して二人の動きを止め、レンの魔眼によって身体の動きを封じ込められた二人は抱えていたエリゼとアルフィン皇女を落とした。
「こ、これは……どういう事だ!?身体が動かないだと……!?」
テロリスト達同様レンの魔眼によって身体の動きを封じ込められて地面に跪いたギデオンは驚き
「これは……ヨシュアの戦技の『魔眼』。レンも使えたんだ。」
ギデオン達の身体の動きが封じ込められた理由を察したフィーは目を丸くして呟いた。
「うふふ、最近になるけどね♪―――今よ!リィンお兄さん!ラウラお姉さん!今の内にエリゼお姉さんとお姫様を!」
「ああ……!」
「殿下
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