ハイスクールD×D 魔鳥と異世界記
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「全く、みんな頭が固すぎるんだから」
「クエ〜」
「いいのよ。家はミリキャスがいるから。それよりも大丈夫なの、その旅の扉っていうのは?」
「クエ」
「完全に別世界ね。向こうに行った後に壊せば二度と帰ってこれなくなるのね。う〜ん、じゃあ隠蔽だけしといて。数百年もすれば問題ないでしょ」
「クエエ」
「『そこまで生きてる自信がない』って?大丈夫よ。はい、ルークの駒。これで寿命は考えなくてもいいでしょ。さあ、行きましょう」
「クエッ」
「私が自分勝手なのは昔から知ってるでしょ。行くわよ、お兄様達も文句言えないぐらい強くなりに!!」
「クエ〜」
「はぁい、なんだか大変そうだから来てみたけど、助けはいるかしら?」
適当にテレポ関係の道具を混ぜ合わせて作った旅の扉をくぐった先は何かのドラクエの世界だった。適当にモンスターを倒してゴールドを稼ぎながら、とりあえず情報収集のためにロモス城までやってきたのだが、大量のモンスターが城を襲っていた。お嬢は上流階級と顔をつなげるチャンスと判断して城へと突撃した。そこにいたのは王様と兵士、それから魔法使いっぽい青年と戦士っぽい少年に悪魔の目玉に拘束されている女性と結界っぽい物に囚われている鬼面導師、それと対峙しているピンク色のワニのモンスターだった。
「なんだ、貴様は?貴様もアバンの使徒か!?」
一番最初に行動してきたのはピンク色のワニだった。
「アバンの使徒?私はただの旅人よ。まあ、ちょっと変わった魔法使いでもあるわね。この子は私の相棒のチョコボよ。あなたがこの国を襲っている大将で間違いないわね」
「そうだ、オレが百獣師団を率いるクロコダインだ!!」
「ふぅ〜ん、なるほど。とりあえず、ここから退場してもらうのが一番かしらね。チョコボ、エアロラ!!」
「クエエエ!!」
お嬢の指示通りエアロラでクロコダインを壁に空いている大穴から吹き飛ばす。
「すげぇ、バギクロス並みの威力だ!!」
ラ系で最上級扱いかよ。やべえな。お嬢は悪魔の目玉を打ち抜いている。こっちも一撃。まあ、一撃でもおかしくないだろう。鬼面導師は敵意がないので放置。倒れている少年は麻痺っぽいので万能薬を投げつける。
「騎上から失礼します。貴方がロモス王でしょうか?」
「そ、そうじゃが、お主は一体?」
「リアスと申します。旅人です。たまたまこの国に訪れた際にこの騒ぎで、急ぎ参上したしだいです」
「そうか、助かった」
「それで、外で暴れているのを除けば敵はあのクロコダインだけでしょうか?」
「おそらくはそうであろう。できれば協力してもらえると助かる
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