暁 〜小説投稿サイト〜
ユキアンのネタ倉庫 ハイスクールD×D
ハイスクールD×D 魔鳥と異世界記
[4/6]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
ードを受けちゃったか。ライザー、説明してあげるわ。今の貴方はカエルっぽい何かよ。姿通りの力しかないからフェニックスの再生も出来ないわよ。無論、しゃべれないからリタイアも出来ないわね」

お嬢がニヤニヤしながらカエルに向かって説明する。

「チョコボ」

お嬢の手綱に合わせてカエルに向かってゆっくりと歩み寄る。必死に逃げ回るカエルを踏み潰すギリギリで追いかけ回す。元気がなくなれば、ちょっと爪で押してやれば再び元気になる。

『あの、リアスお嬢様、それ、元に戻せるんですか?』

さすがにトードを見せたことはなかったのでグレイフィアさんがゲームを無視して確認を取ってくる。

「放っておいても1ヶ月程で戻るわよ。チョコボも解こうと思えば解けるし。あと、殺しても元に戻ったっけ?あっ、言っておくけどカエルで死んで、フェニックスの死体が出来上がるだけよ」

わざと踏まれようとしたライザーが慌てて逃げ出す。

『えっ、はい。ライザー・フェニックス様はゲーム続行不能とみなし、リアス・グレモリー様の勝利とみなします。ですので、元の姿に戻してもらえますか?』

「嫌よ。ルール上、対戦相手には相手への治療責任はないわ。治療は大会責任者、今回だと進行役の責任。私達がライザーを元に戻す義務はないわ。それに逆恨みとか平気でしてきそうだし、身の危険を感じるわ。トード状態で社会的に困るわけでもなし。人の眷属をバカにして、私を物のような扱いまでして。自分の力に自信があったんでしょう?なら、自力でなんとかしなさいってのが私の言い分」

「クエックエ」

「あら、チョコボは優しいのね。元に戻す薬を売ってもいいけど、そっちはどんな物で買い取るのかしら?」

『お嬢様、それ以上は』

「約束を反故にしてきたのはそっちが先よ。大学を卒業するまでは自由だったはずなのに、急に押しかけて来て、私の眷属を傷つけて貶して。代案っぽく今回のレーティングゲームを提案してきたけど、明らかに私が不利な条件。ふざけるんじゃないわよ!!こっちにはフェニックスの涙の価値を暴落させる札があるのよ!!それを公開してあげましょうか!!」

『リアス、それがなんなのか聞いても?』

「お兄様もグレイフィアも知っているでしょうが、チョコボが何処からともなく拾ってくる傷を治すポーション、魔力を回復させるエーテル、毒とか呪いをまとめて治せる万能薬。それらの調合レシピです。回復量が過多のフェニックスの涙よりも使いやすく、原材料の栽培から調合、販売によって大量の雇用も生まれる金の卵。これを冥界中にばら撒く準備があるって言っているんです。フェニックス家にこれまで以上の繁栄は絶対にありえず、凋落すらあり得る。これを冥界中にばら撒かれるか、グレモリー家が有効利用するか。二つに一つよ」


[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ