ハイスクールD×D 魔鳥と異世界記
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ードを受けちゃったか。ライザー、説明してあげるわ。今の貴方はカエルっぽい何かよ。姿通りの力しかないからフェニックスの再生も出来ないわよ。無論、しゃべれないからリタイアも出来ないわね」
お嬢がニヤニヤしながらカエルに向かって説明する。
「チョコボ」
お嬢の手綱に合わせてカエルに向かってゆっくりと歩み寄る。必死に逃げ回るカエルを踏み潰すギリギリで追いかけ回す。元気がなくなれば、ちょっと爪で押してやれば再び元気になる。
『あの、リアスお嬢様、それ、元に戻せるんですか?』
さすがにトードを見せたことはなかったのでグレイフィアさんがゲームを無視して確認を取ってくる。
「放っておいても1ヶ月程で戻るわよ。チョコボも解こうと思えば解けるし。あと、殺しても元に戻ったっけ?あっ、言っておくけどカエルで死んで、フェニックスの死体が出来上がるだけよ」
わざと踏まれようとしたライザーが慌てて逃げ出す。
『えっ、はい。ライザー・フェニックス様はゲーム続行不能とみなし、リアス・グレモリー様の勝利とみなします。ですので、元の姿に戻してもらえますか?』
「嫌よ。ルール上、対戦相手には相手への治療責任はないわ。治療は大会責任者、今回だと進行役の責任。私達がライザーを元に戻す義務はないわ。それに逆恨みとか平気でしてきそうだし、身の危険を感じるわ。トード状態で社会的に困るわけでもなし。人の眷属をバカにして、私を物のような扱いまでして。自分の力に自信があったんでしょう?なら、自力でなんとかしなさいってのが私の言い分」
「クエックエ」
「あら、チョコボは優しいのね。元に戻す薬を売ってもいいけど、そっちはどんな物で買い取るのかしら?」
『お嬢様、それ以上は』
「約束を反故にしてきたのはそっちが先よ。大学を卒業するまでは自由だったはずなのに、急に押しかけて来て、私の眷属を傷つけて貶して。代案っぽく今回のレーティングゲームを提案してきたけど、明らかに私が不利な条件。ふざけるんじゃないわよ!!こっちにはフェニックスの涙の価値を暴落させる札があるのよ!!それを公開してあげましょうか!!」
『リアス、それがなんなのか聞いても?』
「お兄様もグレイフィアも知っているでしょうが、チョコボが何処からともなく拾ってくる傷を治すポーション、魔力を回復させるエーテル、毒とか呪いをまとめて治せる万能薬。それらの調合レシピです。回復量が過多のフェニックスの涙よりも使いやすく、原材料の栽培から調合、販売によって大量の雇用も生まれる金の卵。これを冥界中にばら撒く準備があるって言っているんです。フェニックス家にこれまで以上の繁栄は絶対にありえず、凋落すらあり得る。これを冥界中にばら撒かれるか、グレモリー家が有効利用するか。二つに一つよ」
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