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ゲート 代行者かく戦えり
第一部:ゲート 開けり
事件後の地球世界 その1
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スのように銃弾を軽々と避けたり撃ち落としてくるかもしれんぞ。それに映像を見たが、英霊ってもんは化け物揃いだな。戦車や戦闘機を持ち出さないと勝てないぞあれには」


ローチが回想を終えてマスターと思わしき青年に言及し、
彼に悔しさと恐ろしさを感じたことを感想として述べると、
ソープも部下と同じ感想を述べてサーヴァントと驚異的に思っていることを告げた。そしてその言葉は他の4人だけでなく、全ての警察官や自衛官が同じく思っている事だった。


まるでアメコミの主人公の様に超人的な力を発揮していたサーヴァントは、明らかに兵士達だけではどうにか対処できる相手ではなかった。
ソープの言う通り、
戦車や攻撃ヘリなど現代科学の産物たちを持ちだして何とかなるレベル、いや、
サーヴァント(インド神話やケルト神話など)によっては核兵器並みの宝具や身体能力を持つ化け物が居るので圧倒的なのは変わらない。


そもそも彼らには霊体化という透明になれる手段があるので、そうした何も洗礼などが施されていない兵器が通じるのかどうかさえ不明だ。
一度でも霊体化すれば幽霊に攻撃が素通りして効かないのと同じ理論で、その状態のままだと幾らやっても素通りしてしまうからだ。{当たらなければどうということはない。}とある赤い彗星と呼ばれたエースパイロットが言った言葉だが、まさにその通りだ。たとえ核兵器をも使用しても、ほとんど無意味なのだ。





「まさか俺は生きている中で、現実で空想の創造物たちと戦う事になるなど予想できなかったな。
人生とは実に奇妙なものだ」


「珍しくお前のその意見に賛成だ。過激派テロリスト共と戦っていたら何時の間にかファンタジーな相手と戦う事になるとか、一体誰が予測できたか?いないだろう。全くややこしい事になったもんだよ。何だか他人の掌の上で踊らされている気分だ」


マカロフがぼそりと溜息を吐きながら現状について自分の思いを述べると、ギャズもその意見に何と賛同した。実際彼らはお互い色々と過去の確執があれどマカロフとユーリの投降後は一緒にテロと戦う同志となり、色々と絡みづらい関係となっていたのでこのように相手の意見に同意する事は珍しかった。まぁ、それもある意味当然だ。
今までイスラム教過激派などのテロリストと戦っていたのに、中世ヨーロッパレベルの異世界の軍隊と戦う事になるとか、一体誰が予測できただろうか。彼らが奇妙な気分になるのも無理は無かった。





「ミスターイタミ、
確か上層部から聞いたのだが、貴方はこのサーヴァントとかに詳しいそうですな。少し教えてもらえないだろうか?やはりこういうのはプロに教わるのが一番手っ取り早いので、
是非とも今後の為に教えてもらいたいのだが……」


「私からもお願い
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