第一部:ゲート 開けり
事件後の地球世界 その1
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れても、
実戦で鍛え上げたCQCで容易に相手の攻撃をいなして関節などをひねり、
その痛みで手に持っていたのを地面に落とした武器を奪い取り逆に己の武器として巧みに扱い、次々と敵を排除すると同時に周りの民間人の保護に務めていた。
その途中で運よく(不運にも)死体となった警察官から拳銃を手に入れると、
彼らは手慣れた銃さばきで次々と敵を射殺していく。瞬く間にこうして2人は周囲の敵を排除して安全を確保すると、守ってきた生存者数十人を引き連れてどこか安全な場所へと向かおうとしていた。
その時だった
ワイバーンとそれに跨った兵士が、何騎も襲い掛かろうとしているのが見えたのは
「ギュオオオーーン!!」
「いたぞ!あそこだ。攻撃開始!」
「少尉どうしましょう!あれ絶対に7.62mm口径の銃を持ち出さない限り殺せませんよ。拳銃では殺せないのでどこに逃げましょうか!?」
「あそこだ!あそこのビルの中に民間人を入れるんだ!お前が誘導しろ。俺はこいつらを誘導して時間を稼ぐ!」
パァンパァン
「了解!」
ワイバーンが吠えながら接近してくるのが見えると直ぐに2人は相談し合い、ローチが民間人達を近くのビルに避難させ、
その間にソープが囮となって援護する事が決まった。彼が拳銃で目の辺りを撃ってワイバーンの気を逸らしている間に、
ローチがここまで連れてきた民間人達にビル内部に入るよう誘導しようとした、
そんな時に一行は現れた。
ザシュッ
「ギャァオオオーー!!??」
「ば、馬鹿な!」
「ふん、生ぬるいな」
仮面をつけたボディースーツ姿の男が飛んできて、二刀流でワイバーンの首とその上にまたがる兵士の胴体ごと一気に3騎も切断し、周囲の地面に大量の血しぶきと肉塊が飛び散る。
そして地面に降りて股すぐに彼は他のワイバーンの背中へ一跳びで乗り込むと、
載っていた兵士の背中を片方の刀で串刺しにして息の根を止めると、すぐさまもう片方の手で首元で刀を薙ぎ払い首を切断し、そして最後に両手の刀をワイバーンの頭部に突き刺すことで地面に墜落させる。そして落ちている間に次の標的へと飛びかかるというパターンを何度も繰り返していく。
奴らも何とか彼が背中に飛び移れないように空高くまたはジグザグに飛行し、
騎乗している兵士が武器を振振り回したりする等して近づけないよう努力するも、そんなのを無視して周囲の建物の窓枠や空中に作り出した魔法陣などを踏み台にしてどんどん近づき、先ほどの行為を繰り返して落としていく。そして1分後には12騎ほどいた連中は全て地面に墜落し、肉片となって転がる破目になった。
その肉片の山と血の池の真ん中で
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