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ゲート 代行者かく戦えり
第一部:ゲート 開けり
事件後の地球世界 その1
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即発な空気で、
いつ誰かが火種をぶち込んだ瞬間に爆発するか分からない。



「ふん、まさかあの因縁深いキングフィッシュ”と一緒にファンタジーな世界で戦争する羽目になるとは、一体誰が予想できるだろうか?
人生とは不思議なものだな。先日までの俺なら、何ヤクでもきめているんだこの馬鹿野郎と反応するのは確実だな」


「俺もだよプライス大尉。まさか俺が今まで散々殺し合った貴様と一緒に、中世の軍隊と戦うなんて以前には全く考えられなかった出来事だ。まぁ、今の俺は国に使える軍人だから背後から撃つような真似はしないから安心しろ。だがらお前たちも同じく俺を見殺しにしたり、殺そうとするのはやめろ。いいな?」


「おいおい、お前は俺たちの事を馬鹿にしていないか?昔のテロリスト時代のお前なら容赦なく殺しにかかっていたが、
今のお前は立派なロシア軍特殊部隊員だ。だからそんな真似をする必要はない。
むしろお前の言う通りの行動を取ったら、アメリカとイギリス両国の国益にマイナスの利益をもたらすから絶対にするもんか」


やがてしびれを切らしたのか、プライスが鼻を鳴らしながらマカロフに喧嘩を売るような感じでそう言うと、同じく彼も喧嘩を売るような発言をプライスに返し、それを聞いてソープが身を乗り出す勢いで反論しだした。
ここまで聞いているだけだと雰囲気が余計に悪くなったように聞こえるが、実際の所はその反対で、
互いに目が少し険しさが取れていて、
僅かに空気が和らいでいるのが目で見て分かる。





これをチャンスと見て、ローチは先日の銀座事件でソープと自分がどのように巻き込まれたのかを語りだし、場を更に和ませようと試みた。



(回想)



ドガッ


「くそっ、糞糞糞糞!何だよこれは!
隊長、大丈夫ですか!?生きていますか!?」


バキッ


「ぐほぉ!」

「あぁ、生きているから安心しろ!まったく何時から東京は映画の世界となったんだか……」


東銀座の歌舞伎座前で、2人の白人が襲い掛かる「門」(ゲート)から飛び出してきた武装勢力や、
凶暴な生物を徒手格闘で抵抗して次々と昏倒させていた。
その2人は無論ローチとソープである。
観光なのでそれぞれベースボールキャップを頭に被り、ジーンズにTシャツとラフな格好をしており、
徒手格闘で倒した敵に奪った剣や槍で次々と止めを刺し、
またはカウンターを叩き込んで死体を作っていく。


数々のテロ組織やマフィアなど裏社会の人間たちと戦い生き残ってきた2人は、
物陰などからマチェットやナイフなど刃物を持った敵に襲われるケースが多々あったので、ここは日本なので自由に銃を持ちこめないので襲い掛かってくる連中と近接戦闘を必然的に強いら
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