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ゲート 代行者かく戦えり
第一部:ゲート 開けり
事件後の地球世界 その1
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そんな彼はこの度特地に派遣される「自衛隊特地派遣部隊」が都内を中心とした関東周辺の駐屯地や自衛隊関係施設に集められており、その一環で市谷駐屯地にしばらく滞在していた。この場所はかつて大日本帝国陸軍士官学校が日中戦争開始時まで置かれており、戦時中は参謀本部が置かれ、戦後は極東国際軍事裁判にも利用されたりと軍事に関係深い所だ。
他にも三島由紀夫が割腹自殺を遂げた「三島事件」の舞台としても有名である。


現在でもここは防衛省本省(内部部局)のみならず陸上・海上・航空の幕僚3監部、そしてこれらを更に統べる統合幕僚監部や、自衛隊の指揮命令中枢である中央指揮所なども所在する日本国防衛の中枢で、その重要性から常に施設内外問わずに厳重な警備体制が敷かれていた。おまけに先日の事件を受けて「門」を通り特地へと部隊を派遣する事が決まっているので、その情報を他国やマスコミに少しでも漏らさないよう更に警備体制がきつくなっていた。


そんな駐屯地のとある一角にある休憩室にて、伊丹は同じオタク仲間である倉田 武雄(くらた たけお)と一緒に冷や汗をだらだらと流しまくりながら、隣のテーブル席で睨み合う6人の男性を見守りながら同じくテーブル席に座っていた。彼らは全員アメリカ人やロシア人など日本にとって容易には手出しできない国の人間で、更にそのうち2人は銀座事件に巻き込まれて功績を上げていたので、日本政府はその対処に困り自衛隊にほぼ丸投げすると同時に、彼らの母国の言うがままに所属するとある部隊から幾人か人員を割いてこの度の特地派遣部隊に急遽組み込まれたのだ。




一人目の名前は「ジョン・ソープ・マクタビッシュ」

陸軍第22SAS連隊所属。階級は少尉。SASの選抜試験を通過したばかりの新米としてプライスの小隊に配属され、彼に当初は信頼されていなかったが数々の任務をこなすうちに信頼を育み、同時に歴戦の特殊部隊員として成長した。現在はアメリカ・EU・ロシア、
この3か国からとある任務のために招集された精鋭部隊によって構成されたタスクフォース141に所属しており、休暇の際に最近何かとコンビを組む部下のローチに誘われて日本を訪れ、そこで銀座事件に巻き込まれた。



2人目の名前は「ゲイリー・ローチ・サンダーソン」

アメリカ海兵隊所属の軍人。階級は軍曹。ロシアを含む欧米各国の軍隊から派遣された特殊部隊兵士で結成されたタスクフォース141の中では一番階級が下なので、頼りになる先輩方から色々な意味で可愛がられている。
上司の中でも一番近いソープを誘い初めての休暇で訪れた日本の銀座を観光している際に、銀座事件に巻き込まれた。



3人目の名前は「ジョン・プライス」

陸軍第22SAS連隊所属。階級は大尉。ソープが所属
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