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Fate/GrandOrder~救世の復讐者と盾の少女~
レイシフト開始
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イツを......マシュを助けられなかったらアイツに受けた恩を仇で返すことになる。それに......アイツは何処か俺と一緒なんだ。だから、ほっとけねぇ」
「......」
桜はため息を付くと、口を開く。
「結局、無茶するんですね?」
「心配かけてすまねぇ。でも、これが俺だ。曲げられるはずがねぇ」
俺は今一度辺りを見ると、瓦礫に埋もれているマシュを見付けた。
「マシュ!」
「マシュさん!」
俺たちはそこまで駆けると、マシュが俺達を見た。頭から血が出ており、下半身は瓦礫に埋もれている。
「......、あ」
「しっかりしろ!ここで死んでもなんもとくになりゃしねぇぞ!」
俺は瓦礫を撤去しようとするが、マシュはそれを止めた。
「......いい、です......助かりませんから。それより、はやく、逃げないと」
「ざっけんな!お前おいて逃げられっか!」
何とか瓦礫を取り除こうとすると、中央のカルデアスが、紅く燃えた。
「何が起きてる......!?」
「紅い......カルデアス?」
「あ......」
そして、その説明がアナウンスからされた。
『観測スタッフに警告。カルデアスの状態が変化しました。
シバによる近未来観測データを書き換えます。
近未来百年までの地球において人類の痕跡は発見できません。
人類の生存は確認できません。
人類の未来は保証できません』
そのあと、マシュが口を開く。
「カルデアスが......真っ赤に、なっちゃいました......いえ、そんな、コト、より___」
そして、次のアナウンスが俺たちに判決を下した。
『中央隔壁封鎖します。館内洗浄開始まであと180秒です』
「先輩!隔壁が!!」
「......ああ」
後悔はしてない。これが俺の答えだからだ。
「......隔壁、閉まっちゃい、ました。......もう外に、は」
「まぁ、後悔はねぇよ。こうしてマシュを助けにこれた。そんで、俺はまだ全員生きるのを諦めてねぇ」
「......」
アナウンスが響く。
『コフィン内マスターのバイタル基準値に達していません。
レイシフト定員に達していません。
該当マスターを検索中......発見しました。適応番号47衛宮佑人、適応番号48衛宮桜をマスターとして再設定します。
アンサモンプログラムスタート。霊子変換を開始します』
「......これは」
俺が驚いていると、マシュが俺を見た。
「......あの......せん、ぱい。手を、握ってもらって、良いですか?」
「......ああ」
俺はマシュの手を握り、桜もその上に手を重ねる。
『レイシフト開始まで3
2
1
全工程完了。ファーストオーダー実証を開始します』
そして、俺たちは意識を失った
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