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Fate/GrandOrder~救世の復讐者と盾の少女~
レイシフト開始
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女
(
マシュ
)
の事を。
「ロマン!管制室って事はマシュもこれに巻き込まれたのか!?」
ロマンに言うが、当人は何も言わず、俺の方を向く。
「衛宮佑人、直ぐに退避してくれ。ボクは管制室に行く。もうじき隔壁が閉鎖するからね。その前に君ともう一人だけでも外に出るんだ!」
ロマンが言うと、直ぐに部屋から出ていく。その直後、何かに見られてる様な気がして、足元を見る。
そこには、何やら試すような目で、フォウが俺を見ている。
「......そうだよな。アイツはお前の友達だもんな」
しゃがんでフォウを掴み、肩に乗せると、決意する。
「......マシュを助けにいく」
「フォウ!」
その答えに呼応したのか、フォウも答える。そして、直ぐ様ロマンを追い掛けようとすると、目の前の部屋から桜が出てくる。
「先輩!これは......!」
「理由説明はとりあえず後だ!管制室にいるマシュを救出してくる!」
それだけ言うと、桜は頷いて後を着いてきてくれた。
ロマンとはそこまで差はなく、直ぐにロマンに追い付いた。
ロマンは俺達を見ると叫ぶ。
「いや、何してるんだきみたち!?方向が逆だ、第二ゲートは向こうだよ!?まさかボクに付いてくるつもりなのか!?そりゃあ人手があった方が助かるけど......。ああもう、言い争ってる時間も惜しい!隔壁が閉鎖する前に戻るんだぞ!」
ロマンはそういってくれ、ロマンの後を俺たちは走る。
暫くすると、中央管制室に到着する。やはり、地獄の様な景色は変わっていなかった。
「......生存者は居ない。無事なのはカルデアスだけだ」
ロマンはそれを口にした。
「此処が爆発の基点だろう。これは事故じゃない。人為的な破壊工作だ」
そこまで言うと、アナウンスが響きわたる。
『動力部の停止を確認。発電量が不足しています。予備電源の切り替えに異常があります。職員は手動で切り替えてください。
隔壁閉鎖まで、あと四十秒。中央区画に残っている職員は速やかに___』
「......ボクは地下の発電所に行く。カルデアの火を止めるわけには行かない。君たちは急いで来た道を戻るんだ。まだギリギリ間に合う。いいな、寄り道するんじゃないぞ!外に出て、外部からの救助を待つんだ!」
そういって、ロマンは立ち去った。
「......」
「......先輩」
残されたのは、俺たち二人。そんな俺たちの耳にアナウンスが響きわたる。
『システム レイシフト最終段階に移行します。座標西暦2004年1月30日 日本 冬木。
ラプラスによる転移保護成立。特異点への因子追加枠確保。
アンサモンプログラムセット。マスターは最終調整に入ってください』
「......桜、マシュを探すぞ」
「でも先輩!」
「でももなにもあるか!」
桜を見つめ、言う。
「ここでア
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