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Fate/GrandOrder~救世の復讐者と盾の少女~
人理継続保証機関・カルデア
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見ている。
「あれ?君の肩にいるの、もしかして謎の怪生物?うわぁ、初めてみた!マシュから聞いてはいたけど、本当に居たんだねぇ……。どれ、ちょっと手懐けてみるかな。はい、お手。うまくできたらお菓子をあげるぞ」
「………フウ」
しかし、フォウは哀れな目でロマンを見て無視した。
「あ、あれ。今、凄く哀れなものを見るような目で無視された様な……」
ロマンは話を剃らすように話題を変えてきた。
「と、とにかく話は見えてきたよ。君は今日来たばかりの新人で、所長のカミナリを受けたって所だろ?なら僕と同類だ。何を隠そう、僕も所長に叱られて待機中だったんだ。もうすぐレイシフト実験が始まるのは知ってるね?スタッフは総出で現場にかり出されている。けど僕は皆の健康管理が仕事だから。正直やることが無かった。霊子筐体に入った魔術師たちのバイタルチェックは機械の方が確実だしね。所長に“ロマニが現場に居ると空気が緩むのよ!”って追い出されて仕方なくここで拗ねてたんだ」
い、いい大人がしょうもなっ!拗ねるとか......しょうもなっ!
「でもそんなときに君が来てくれた。地獄に仏、ぼっちにメル友とはこの事さ。所在のない同士、ここて世間話でもして交友を深めようじゃないか!」
「あ、俺別にボッチじゃないですよ?」
向かいに桜も居るし。マシュは......あれ友達、と言えるな、うん。
「な......来たばかりなのにもう友人がいるなんて、なんてコミュ力なんだ......!あやかりたい!」
「止めてください切実に」
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