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Fate/GrandOrder~救世の復讐者と盾の少女~
人理継続保証機関・カルデア
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「はい。眠っていたかどうかで言えば、どことなくレム睡眠だった……ような」
「レム睡眠でしたね……」
「ともあれ、所長の平手打ちで完全に覚醒したようで何よりです」
「……ああ、だから頬が痛いのか」
確か、管制室に入って机で話聞いてたまでは記憶があるが、寝ていたらしい。
「先輩達はファーストミッションから外されたので今先輩達の部屋に案内していた____きゃっ!?」
「フォウ!」
「あ、フォウが顔に……」
突然現れたフォウがマシュの顔に張り付く。
「い、いえ、いつものことです、問題ありません。フォウさんは私の顔に奇襲をかけ、そのまま背中に回り込み、最終的に肩に落ち着きたいらしいのです」
「慣れてんな」
「慣れてますね」
「はい。フォウさんがカルデアに住み着いてから一年ほど経ちますから」
「フォウ。クー、フォーウ!フォーウ!」
「……ふむふむ。どうやらフォウさんは先輩達を同類として迎え入れた様ですね……。しかし、人間をライバル視するリスのような生き物はアリなのでしょうか……」
「……ライバル視されてんの、俺ら」
「まぁ、フォウさんのことですから明日には忘れているでしょう。それはそれとして、です。実はもう目的地に着いてます。こちらが佑人先輩の、お向かいが桜先輩の個室になります」
そう言えば、いつの間にか歩くの止めてたな。
「有り難うマシュ」
「なんの。先輩の頼みなら、昼食奢る程度までなら承りますとも」
すると、フォウが動き始める。
「キュー、キュ!」
「フォウさんが佑人先輩を見てくれるのですね。これなら安心です。それでは、私はこれで。運が良ければまたお会い出来ると思います」
そういって、マシュは駆けていった。
「……さて、俺も部屋にはいるか。またな、桜」
「はい」
桜も向かいの部屋に入って、俺も扉を開ける。
「はーい、入ってま____って、うぇええええ!?誰だ君は!?」
「俺が聞きてぇよ!?」
「ここは空き部屋だぞ、僕のサボり場だぞ!?誰の断りがあって入ってくるんだい!?」
「断りも何も俺の部屋だ!つーか、本当に何者だあんた!」
すると、男は残念そうな顔を作る。
「君の部屋?ここが?あー……そっか、遂に最後の子が来ちゃったかぁ……」
椅子から立ち上がると、男は名乗る。
「いやあ、初めまして衛宮佑人君。予期せぬ出会いだったけど改めて自己紹介しよう。僕は医療部門のトップ、ロマニ・アーキマン。何故か皆からDr.ロマンと略されていてね。理由は分からないが言いやすいし、君も遠慮なくロマンと呼んでくれていいとも。実際、ロマンって響きは良いよね。格好いいし、どことなく甘くていい加減な感じがするし」
「……初めまして、ドクター」
「うん、初めまして。今後ともよろしく」
すると、肩に乗っていたフォウがロマンを
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