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Fate/GrandOrder~救世の復讐者と盾の少女~
人理継続保証機関・カルデア
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のお世話係の誕生です」
なにそれ嬉しくない。
と、思っていると。
「ああ、そこに居たのかマシュ。駄目だぞ、断りもなしで移動するのは良くないと……」
モジャモジャで、ある意味腹に一物抱えてそうな奴が来た。
「おっと、先客が居たんだな。君達は……そうか、今日から配属された新人さんだね?」
こちらを見ると、礼儀正しく名乗る。
「私はレフ・ライノール。ここで働かせてもらってる技師の一人だ。君達の名前は……?」
「……衛宮佑人。こっちは衛宮桜」
元々、桜はムーンセルの住人だが肉体を持ってからは俺の家族として色々と偽装した。まぁ、よーするにムーンセルの小さい悪用である。これくらいは対して改変をもたらさないので有り難いが。
「ふむ、衛宮佑人君に衛宮桜君と。招集された48人の適正者、その最後の二人と言うわけか」
適正者……?どういう意味だろうか。質問しようにも後で分かることなので、今は気にしないでおこう。
「ようこそカルデアへ。歓迎するよ。一般公募の様だけど、訓練期間はどれくらいだい?一年?半年?それとも最短の三ヶ月?」
……早速面倒な質問だ。訓練がどんなものかは知らないが、俺達はなにもしてない。従って、答えは____!

「いや、訓練してない!」

となる。情けないことに。
「ほう?と言うことは全くの素人なのかい?」
驚く事もなく、レフは思い出したように言う。
「ああ……そう言えば、数合わせに採用した一般枠が在るんだっけ」
ナニソレ。
隣の桜も見ると、全くの同じ反応をしていた。
「君達はその枠から来た人か。申し訳無い。配慮に欠けた質問だった」
「気にしないでくれ、事実だからな」
俺はそう言うと、レフは言い返す。
「けど一般枠だからって悲観しないでほしい。今回のミッションは君達全員が必要なんだ。魔術の名門から38人、才能ある一般人から10人……なんとか48人のマスター候補を集められた。これは喜ばしいことだ。この2015年に置いて、霊子(りょうし)ダイブが可能な適正者全てをカルデアに集められたのだから。分からないことがあったら私やマシュに遠慮なく声を掛けて……おや?」
そこでレフが少女____マシュを見る。
「そう言えば、彼らと何を話していたんだいマシュ?らしくないじゃないか。以前から認識があったとか?」
「いえ、先輩達とは初対面です。この区画で熟睡していらしたので、つい」
「熟睡していた……?二人が、ここで?」
俺と桜は頷く。
「ああ、さては入館時にシュミレートを受けたね?霊子ダイブは慣れていないと脳に来る。シュミレート後、表層意識が覚醒しないままゲートから開放され、ここまで歩いてきたんだろう」
ナニソレコワイ。ナニコココワイ。
「一種の夢遊状態だ。二人が倒れたところで、丁度マシュが声を掛けたのさ。見たとこ
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