新暦78年
memory:25 友達の友達は友達
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したんだ……ヴィヴィオ」
『ユーリ! 実はね! ……って、あれ? その格好…もしかして道場の練習中だった?』
「まあね。でも今はもう終わって片付け中」
『そっかぁ、何かごめんね』
「気にしない気にしない。で、用件は何かな? 本当にいいことがあった時に限ってメールじゃなくて通信繋いでくるからねヴィヴィオは」
St.ヒルデへ入学した時やコロナと友達になった時、司書試験の時など本当に。
「今回は新しく友達ができたっていう報告なんでしょ? よかったじゃないか」
『へ……? なんでわかっちゃったの!? まだ何も言ってないよね!?』
「そりゃヴィヴィオのことをさっきまで話してたからね」
『もしかしてザフィーラやイクスと?』
「残念。その二人じゃないよ。紹介するからちょっと待って」
そう言って、ミウラとリオを手招きして呼び寄せる。
「悠莉くんどうしたの?」
「悠兄ぃなになに?」
『え…今の声って……』
ヴィヴィオはリオの声に反応したのかな? はてさて、リオとの画面越しの対面でどんな反応してくれることかね。
「いやいや、二人を紹介しようかと思ってね」
と、笑いをこらえ、面に出さないようにそう言った。
そして、リオが画面越しのヴィヴィオを見た瞬間、
「『あーーーっ!!』」
同時に声をあげる二人。
「なんでなんでヴィヴィオが!?」
『リオの方こそ! それにそれはこっちのセリフだよ!?』
「思い出した……悠莉くん、ヴィヴィオさんって……」
「そうだよ。前に見せた私の部屋のフォトパネルに写ってたでしょ。その子だよ」
「やっぱり」
「一端それは置いておくとして、いい感じに混乱してるこいつらを落ち着かせないとね」
「はじめまして、ミウラ・リナルディです!」
『はじめまして! ユーリからかねがね聞いてます!』
「ほんとうですか? ありがとうございます!」
ミウラと一緒に二人を落ち着かせた。
軽く説明をしてヴィヴィオにミウラを紹介した。
互いに自己紹介をする二人を前にリオの疑問に答えていた。
「悠兄ぃ、悠兄ぃってヴィヴィオとコロナのこと知ってたんだね」
「まあね。ヴィヴィオは姉さんの親友であるなのはさんの娘だしね。それにこっちに来た機動六課時代からの友達。コロナは今年度の始めにヴィヴィオ伝いにね。いろいろあって、魔法のアドバイスを時々やってる」
「そうだったんだ」
それにしても驚いた。
同じ学校に通っているのは知ってたけど、まさか三人揃ってこうなるとはね、世間というのは案外広くないのかね。
「コロナにどんな魔法教えてるの?」
「コロナが得意なゴーレム操作だよ。詳し
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