暁 〜小説投稿サイト〜
もう一人の八神
新暦78年
memory:25 友達の友達は友達
[3/4]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
したんだ……ヴィヴィオ」

『ユーリ! 実はね! ……って、あれ? その格好…もしかして道場の練習中だった?』

「まあね。でも今はもう終わって片付け中」

『そっかぁ、何かごめんね』

「気にしない気にしない。で、用件は何かな? 本当にいいことがあった時に限ってメールじゃなくて通信繋いでくるからねヴィヴィオは」

St.ヒルデへ入学した時やコロナと友達になった時、司書試験の時など本当に。

「今回は新しく友達ができたっていう報告なんでしょ? よかったじゃないか」

『へ……? なんでわかっちゃったの!? まだ何も言ってないよね!?』

「そりゃヴィヴィオのことをさっきまで話してたからね」

『もしかしてザフィーラやイクスと?』

「残念。その二人じゃないよ。紹介するからちょっと待って」

そう言って、ミウラとリオを手招きして呼び寄せる。

「悠莉くんどうしたの?」

「悠兄ぃなになに?」

『え…今の声って……』

ヴィヴィオはリオの声に反応したのかな? はてさて、リオとの画面越しの対面でどんな反応してくれることかね。

「いやいや、二人を紹介しようかと思ってね」

と、笑いをこらえ、面に出さないようにそう言った。
そして、リオが画面越しのヴィヴィオを見た瞬間、

「『あーーーっ!!』」

同時に声をあげる二人。

「なんでなんでヴィヴィオが!?」

『リオの方こそ! それにそれはこっちのセリフだよ!?』

「思い出した……悠莉くん、ヴィヴィオさんって……」

「そうだよ。前に見せた私の部屋のフォトパネルに写ってたでしょ。その子だよ」

「やっぱり」

「一端それは置いておくとして、いい感じに混乱してるこいつらを落ち着かせないとね」



「はじめまして、ミウラ・リナルディです!」

『はじめまして! ユーリからかねがね聞いてます!』

「ほんとうですか? ありがとうございます!」

ミウラと一緒に二人を落ち着かせた。
軽く説明をしてヴィヴィオにミウラを紹介した。

互いに自己紹介をする二人を前にリオの疑問に答えていた。

「悠兄ぃ、悠兄ぃってヴィヴィオとコロナのこと知ってたんだね」

「まあね。ヴィヴィオは姉さんの親友であるなのはさんの娘だしね。それにこっちに来た機動六課時代からの友達。コロナは今年度の始めにヴィヴィオ伝いにね。いろいろあって、魔法のアドバイスを時々やってる」

「そうだったんだ」

それにしても驚いた。
同じ学校に通っているのは知ってたけど、まさか三人揃ってこうなるとはね、世間というのは案外広くないのかね。

「コロナにどんな魔法教えてるの?」

「コロナが得意なゴーレム操作だよ。詳し
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ