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もう一人の八神
新暦78年
memory:25 友達の友達は友達
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! ミウラさん!」

「リオちゃん、どうしたの?」

「この後さ、あたしと組み手しようよ!」

「いいよ。悠莉くんは?」

「ミウラの後にね」

「うん! 忘れないでよ!」

ご機嫌なリオはさらに元気になった。

「それにしても今日はいつも以上にハイテンションだったな。なにかいいことでもあった?」

するとニシシと嬉しそうに口を緩ませるリオ。

「実はね、今日新しい友達ができたんだ! それも二人も!」

「そうなんだ! よかったね、リオちゃん!」

「それでテンションが高かったんだ。ということはその二人は親友になれそうなんだ」

「うん! それでね、これが三人で撮ったの写真なんだ」

そう言ってリオのインテリジェンスデバイスのソルことソルフェージュから写真が映し出された。
その写真を見ると、そこには見知った女の子たちがリオと一緒に写っていた。

「……あれ?」

……ほぅ。

「ミウラさん? どうしたの?」

「えっとね、この金髪の子なんだけど、どこかで見たことある気がして……」

そう言って思い出そうとするミウラ。
見たことがあるのは当然で、前に私の部屋で小さい頃の写真を見せたことがあるんだから。

「ヴィヴィオのこと知ってるの?」

「ヴィヴィオ、さん?」

「ミウラは前に写真で見たことあるだろうに」

そう言われてうんうん言いながら頑張って思い出そうとしている。

「悠兄ぃも知ってるの?」

「もちろん。高町ヴィヴィオにコロナ・ティミルでしょ? よーく知ってるさ。なんせ……」

一度区切り、続きを言おうとしたとき、ザフィーラとシグナムの声が響いた。

「……休憩は終わりみたい。続きは後でね」

「ちぇ〜。でも後でちゃんと教えてよ、悠兄ぃ!」

「わかってるって」

「それじゃあリオちゃん、行っこか」

「うん!」

二人は一緒に練習へと戻っていった。



陽も傾き始めたころ、本日の練習も終わりを迎えた。
使った道具を片付けていると帰ったと思っていたミウラとリオが着替えて来た。

「あら? 二人ともみんなと一緒に帰ったんじゃ?」

「悠莉くん一人じゃ大変かなって」

「手伝いに来たよ!」

「そっか、ありがとね」

三人でミットなどの道具を片付け、簡単にゴミ拾いをする。
そんな時、デバイスが鳴った。

「ん? 通信? 二人ともちょっとゴメン」

映像通信だったために場所を移して話そうと思ったけど、通信相手の名前を見て足が止まった。

「悠莉くん?」

「面白そうだからいいか」

「「?」」

私の呟きに首を傾げる二人。
それをよそに少し離れて通信を繋いだ。

「どう
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