暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Eipic9彼の者ら、狂人につき〜Prison Family〜
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「あ、セインテスト調査官!」
「おはようございます、セインテスト調査官♪」
エントランスに着くとそこにはフェイトとエリオが居て、真っ先に俺に気付いたエリオはお辞儀して、フェイトは朝の挨拶を送ってくれた。俺も「おはよう、モンディアル三士、ハラオウン執務官」微笑みを作って挨拶返し。もう挨拶くらい普通にしても良いだろう。本当はダメだが・・・。
「お待たせしましたー♪」
トタトタと忙しない足音と一緒にキャロが駆けて来た。エリオとキャロはデートのためにオシャレをしていて、2人とも可愛らしい。エリオがキャロの微笑みに顔を赤くしているのを微笑ましく眺めていると、「おはようございます。セインテスト調査官♪」キャロは俺にも微笑みを向けてくれた。
「おはよう、ルシエ三士。その服、とても似合っていて可愛いよ」
「っ! あ、ありがとうございます! そう言ってくれると、とっても嬉しいです!」
『エリオ。男の子だから、しっかりとキャロをエスコートをな』
『あ、はいっ、ありがとうございます、ルシルさん! 一応シャーリーさんからスケジュールを貰ってるので、大丈夫だと思います!』
『そうか。・・・キャロ。せっかくの休暇だ。精いっぱい楽しんでおいで』
『ありがとうございますっ、ルシルさん♪』
念話を使って素の俺のままにエリオとキャロにそう伝える。そして2人は「いってきます!」俺とフェイトに見送られながら街へと出掛けて行った。2人を見送った俺たちは隊舎へと向かう。その途中、バイクの排気音が聞こえてきた。
「あ、スターズのみんなだ」
俺とフェイトの視線の先、そこには真っ赤なバイクに跨ったスバルとティアナ、側にはなのはが佇んでいる。スバルとティアナが「あっ、フェイトさん、セインテスト調査官。おはようございます!」俺たちに気付いて挨拶してくれた。
「おはよう、スバル、ティアナ。バイクで街に出るんだね。事故には気を付けてね」
「良い休暇を」
「「はいっ! それでは、いってきま〜す!」」
バイクに2人乗りしているティアナとスバルが、俺たちに手を振って颯爽と去って行った。俺は踵を返して隊舎へと歩き出す。なのはが「あ、今からオフィスですよね。ご一緒します!」駆け寄って来て、「あ、待って、私も!」フェイトも遅れて駆け寄って来た。3人で隊舎前に来たところで・・・
「おう、なのは、フェイト、あとセインテスト調査官」
「ヴィータちゃん」
「シグナムも」
隊舎からヴィータとシグナムが出て来た。シグナムが「セインテスト調査官。陸士108部隊に行って参ります」俺にそう報告してくれた。
「ナカジマ三佐が合同捜査本部を立ち上げてくれるらしく、その打ち合わせを。ヴィータはあちらの魔導師に戦技
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