第2話
ep.014 『陽の光を浴びてみたものの・・・』
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ているのは唯一ある電球。壁一面には各種の書類の入った段ボールと徴収された数々の武器が置かれている。
その部屋のど真ん中、真っ白の机に置かれている『GROW』から送られてきた武器とその武器を携帯するためのホルダーが無造作に置かれている。
と言っても、御臼の分を足しても人数分には至らない。理由としてはこの『fortress』には武器を全くに必要としない能力者もいるからである。
たとえで名前だけを上げるなら、島崎の兄『島崎 狩牙』である。
えっと、今ある武器は
拳銃二丁と予備のマガジンが4つ、警棒、ナイフが3柄、黒箱二個、鉄球、腕に巻き付けておくタイプの隠し銃と、
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・、抱き枕?
あぁ、そうか。これ本来御臼ちゃんのだ。
てか、そう考えると個人にあった武器になってるのかな?
多分、ここにあるナイフのうちの2柄は叶世だろうな。あいつと一回ゴムナイフで一騎打ちしてみたが、全く歯が立たなかった。
そして、こっちの拳銃は全て殺瀬のだろう。あいつの能力は予知能力だし、相性もあいつ自身の慣れも良い。そしてあいつはここに入ってからまだ人間を『殺して』いない。
あと、この鉄球はどう考えても神無月だろうな。
てか、能力的に考えていくと、御臼ちゃんの持って行ったトンファーって本来俺が持っておくべき武器じゃないのか?
俺の能力はうまく使えば俺の能力で物体全体に掛かるベクトルを一方向にすることによって通常じゃあり得ないほどの破壊力が連続で与えれる。というか、俺ここにある武器、抱き枕以外全部使える。
てかこの抱き枕、御臼ちゃんは手に取らなかったのか?
(本人が見れば、一瞬でこれだと思うだろ? 俺もすぐに閃いたし・・・。)
持ってみる。特に何もないただの抱き枕である。
裏返す。
そこには夢絶の画像が切り取られて貼り付けられている。
(あぁ〜、ね。)
それを見て光並み速さで理解してしまった。
(どう頑張ってもこれかな?)
何とも言えない、よくわからない感情だ。いや、この感情は間違いなく
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