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天才少女の月旅行
幕間の物語 檻の中の少女
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んだったね」

念の為白衣から注射器を取り出しコードキャストMedicalを自身に使用する

「申し訳ございません」
突然謝るバーサーカー

「どうしたの?」

「私の力が及ばないばかりにお姫様に苦痛を与えてしまい本当に申し訳ございません」

なんだ、そのことか

「お願いします、私を捨てないでください」

続けて願うバーサーカー

捨てないで


あぁ、まったくこいつは

「バーサーカーは私の騎士でしょう?バーサーカーが自分で私の元から去らない限り私はもうバーサーカーを捨てる気なんてないよ」

たとえどんな英雄であろうと私のために戦ってくれるバーサーカーを私はもう手放す気にはならなかった

こんなに尽くしてくれる当たりサーヴァントを手放すわけがないだろう?

ふと気が付く

気を失っている間に携帯端末に連絡が届いていたようだ

内容は次の対戦相手が決まったとのこと

「ほら、行くよバーサーカー」

私が差し伸べた手は予選でセイバーのカードに手を伸ばしたときの同じようで

バーサーカーはその手をしっかりと掴んだ

「はい!必ずやあなたに聖杯を捧げます!私だけの…お姫様」


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