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fate/EX=zero
天才少女の月旅行
1回戦閉幕
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カーを信じるしかない

「あぁ、もうしつこい筋肉ですね………私は!!あなたなんかに!!手間取るわけにはいかないんですよ!!」

私はお姫様の騎士だからとバーサーカーは叫ぶとランスをぐるぐると振り回し突撃していく


!?


「………うぐッ!!」


魔力の消費量が跳ね上がっている!?バーサーカーが全力を出しているのか?


バーサーカーのランスがスパルタ兵に触れるたびに盾ごと消え去って行く

だがこの消費量はまずい、これ以上維持できない!

私は一旦バーサーカーへの魔力供給を断ち切り自分の傍に撤退させる

「…………どうやらこちらの勝利のようだな計算通りだ!!」

「よくぞ耐えましたわランサー!」

それをこちらが戦意を失ったと勘違いして喜ぶ相手を無視してバーサーカーへと視線を向ける

「…………申し訳ありませんお姫様、せめて最後まで私はお傍に」

おいおいバーサーカー

お前は私の騎士なんだろう?

こんなところで諦められると困る

「やれやれ、バーサーカー教えてあげるよ…………私は負けず嫌いなんだ」

バーサーカーの口へ私の口を当てて”直接魔力供給”する

昔の魔術師は緊急の魔力供給が必要な場合接吻や性行為で魔力供給をしていたと以前ウェイバー君が言っていたのをコルネリウス・アルバを見て思い出した

「な……何をしていますの!?」

ルヴィアはどうやら知らなかったようだ

「さて、バーサーカーこの魔力供給は一度に大量は送れない、次で決めるよ」

バーサーカーの耳元でそう囁き私は次の一手を準備する

「は、はい!お姫様!必ずやあなたに勝利を!」

顔を真っ赤にしてランスを構えなおすバーサーカー

まだスパルタ兵が200人ほど残っているが問題ない

白衣のポケットから懐中電灯を取り出す

「コードキャストillusiontrace」

懐中電灯が大量のバーサーカーのダミーを映し出す

だがその元はバーサーカーと同じ私自身の魔力

少しづつランサーの近くに出現した幻影に魔力を蓄積させていく

「何をしでかすかと思えばただの幻とは見苦しい。諦めなさい勝負はもうついていますわ…………あなた!?」

ルヴィアが私の姿を見て驚く

恐らく今 私の体中に魔術回路が浮かび上がっているからだろう

「魔術回路8割を有効化(アクティブ)コードキャストoperation(future)」

魔力が増えている幻影とバーサーカーへ意識を向ける


どちらも同じ私の魔力で動く存在

両方を私の魔力的中継地と見立てて位置を交換させる空間転移!

2つの位置がムーンセルによって定義されている電子空間ならではの芸当だ

マジシ
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